29Aug
オールインワン化粧品は、一つでスキンケアが完了するので、時短が図れるアイテムですが、効果的な使い方とは?手軽さが魅力的なオールインワン化粧品ですが、使い方によってはデメリットを感じる事がありますが、メリットを感じていただくためにも使い方にも気を付ける点があります。
オールインワン化粧品を使ったことがある方の中には、苦手に思った方もいらっしゃるかと思いますが、使い方にはポイントがあります。今や、多くの種類があり、肌質にあったものも選べるようになってきています。どのようなものを使ったらいいか選ぶ方法もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
オールインワン化粧品の特徴は?
オールインワン化粧品とは、1つにすべての要素が入っている基礎化粧品アイテムです。
オールインワンが登場するまでのスキンケアは、
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- 保湿クリーム
という順番を踏むのが一般的でした。
化粧水をお肌になじませて浸透させるには、それなりのコツがありますし、それぞれのアイテムを使う順番を考えながらスキンケアをするのは、意外と時間がかかってしまうものです。
そのため、たった1つですべてのスキンケアアイテムの役割を果たすオールインワン化粧品の登場で、現代の多忙な毎日を送る女性にとって便利な化粧品となりました。
1つのアイテムですべての要素をまかなうため、オールインワン化粧品にはジェルタイプのものや、少しねばつきを感じるテクスチャーのものが多くなっています。
ジェルタイプのものの成分は、主に水、ゲル化剤、乳化剤、有効成分、防腐剤、オイルです。
商品の特性によって、アンチエイジングや美白、保湿などに有効とされている成分が配合されています(※1)。
オールインワン化粧品のメリットとデメリットは?
まずはオールインワン化粧品のメリットからです。
メリットとは?
オールインワンの最大のメリットは、時間の節約でしょう。
さらに、複数のスキンケアアイテムを使う必要がないので、経済的です。
高級なオールインワン化粧品の場合は高額になることもありますが、よく吟味して選べば節約もできます。
これまでのスキンケアの方法では、何度も手がお肌に触れるため、スキンケアの方法次第では摩擦や刺激になってしまい、かえってお肌のトラブルにつながってしまうこともありました。
参考⇒肌トラブルの原因と夏や秋の症状は?【脱毛時には注意!】
その点、オールインワンならお肌に触れる回数も少なくなるため、負担が少なくてすみます。
また、ライン使いにするかアイテムごとでブランドを変えるかを考える必要もなくなりました。
従来のスキンケア方法では、組み合わせや順番を気にしなければ、効果が半減してしまうとされていましたが、オールインワンならまったく気にする必要はありません。
参考⇒正しいスキンケアの順番と方法とは?【乾燥肌とニキビでは異なる】
考える手間も時間も省けますね。
オールインワンアイテムの中には、美白やアンチエイジングなどの有効成分が配合されているものもあるので、自分の求める機能をもっているものを1つ選べば、より便利になります。
万能選手に思えるオールインワン化粧品ですが、デメリットもあります。
デメリットとは?
スキンケアアイテムとしての効果をこれまでのように単体で使ったときと比べると、オールインワン化粧品は単体にはかないません。
オールインワン化粧品の中には、化粧下地効果もあるとされているものも数多くラインナップされています。
化粧下地にはファンデーションが毛穴に詰まるのを防いだり、メイクを落としやすくしたりする役割があり、化粧下地として使えるオールインワンにもそのような成分が含まれています。しかし、化粧下地になる成分の中にはつけたまま寝てしまうとよくないものもあるので、夜使うには向いていないこともあるのです。
一方、夜も使えると書かれたオールインワン化粧品の場合は、そのような成分を配合していません。
夜も使えるタイプのものを朝のメイク前に使うと、メイク崩れを起こしやすくなるため、下地としての効果は満足できるものではない可能性もあります。
肌の状態は毎日同じではありませんよね。
季節によっても変わりますし、女性は毎月生理があり、ホルモンバランスも変化しているので、日によって乾燥を感じるときもあれば、皮脂を感じるときもあるでしょう。
参考⇒女性ホルモンの増やし方は?【豆乳や食べ物で不足を補う!】
そのようなとき、柔軟に対応できるのはアイテムごとに基礎化粧品をそろえている場合です。
肌が敏感な時は、数日間だけ特定のアイテムだけを使うスキンケア方法を実践している人もいるのではないでしょうか。
参考⇒敏感肌の効果的なスキンケア方法は?【オーガニックが人気!】
しかし、オールインワン化粧品の場合は、そのような柔軟な調整ができません。
また、敏感肌や肌の弱い人はオールインワン化粧品を使うときは注意が必要です。
スキンケアアイテムを単体ごとにそろえている場合は、トラブルがあったとき原因を特定するのは比較的簡単ですが、オールインワンには複数の成分が配合されているので原因を特定するのが難しいこともあります。
さらに商品によっては肌の上でポロポロとしたダマができるものがあり、使い勝手が悪いと感じる人もいるかもしれません。メイク前にそのような状態になってしまうと大変です。
アンチエイジング向きって本当?
スキンケア効果という点では、確かにスキンケアアイテムを単体で使うと最大限の効果は期待できません。しかし、オールインワン化粧品は1ステップで、スキンケアが完了することが最大の魅力です。楽なだけではなく、肌をこする回数が従来のスキンケアより少ないということは、アンチエイジングにもなるということです。
参考⇒アンチエイジングの基本は食べ物?【化粧品やサプリも重要!】
肌荒れやシミ、たるみは、加齢や紫外線の影響だけではなく、摩擦の影響も大きいということをご存じでしょうか?
参考⇒肌荒れが改善する食べ物や飲み物は?【野菜ジュースは注意!】
シミの原因であるメラノサイトは、摩擦による刺激でも生成されます。
例えば、スキンケアアイテムを単体使いしている人の中には、化粧水をお肌になじませようとパッティングをしているという人もいるのではないでしょうか。
しっかりケアしようと思ってパッティングをしているのですが、パンパンと叩くようにパッティングするとお肌の刺激になり、シワやシミの原因になります。
参考⇒シミを消したい時の対策法は?【クリームや馬油が効果的!】
同じ部分を指でこすったり、押す力が強かったりしても肌のキメが乱れがちになり、トラブルの原因になってしまうので注意が必要です。
参考⇒肌のキメを整える方法は?【粗く乱れる原因はさまざま!】
自分では強い力を加えているつもりはなくても、塵も積もれば山となってしまいます。5年後10年後のために、摩擦の少ないスキンケアにシフトするのもおすすめです。
今や、世の中には多くのオールインワン化粧品があります。
しっとりやさっぱりなどのテクスチャーから、
- 高保湿タイプ
- 美白
- アンチエイジング
- 肌のハリ・ツヤ
など期待する効果から選ぶことも可能です。
従来のスキンケアと同じように、肌悩みや肌質に応じて選ぶことができるので、きっと自分に合ったものを見つけられるでしょう。
効果を高めるには選び方が大事!
良いオールインワン化粧品は、人によってさまざまです。
なぜなら、人によって肌悩みは異なりますし、なりたい肌の状態も異なるからです。
そのため、良いオールインワン化粧品の選び方のポイントは、
- 「自分の肌悩みに合った保湿成分やエイジングケア成分が含まれているか」
- 「自分の肌質にあったものかどうか」
ということになるでしょう。
アンチエイジングの基本は保湿!乾燥が気になる人のための保湿成分
アンチエイジングとは、加齢による体の機能の衰えをできる限り少なくすることです。
生まれたときはシミやシワひとつなく、透明感があってハリやツヤもあったお肌は加齢とともに弾力を失い、
- シミ
- シワ
- くすみ
が気になるようになります。
参考⇒肌の弾力がなくなる原因と改善方法は?【サプリも効果的!】
肌トラブルは、お肌のバリア機能が衰えることによって進行するので、エイジング対策は乾燥対策から始めるのが基本です。
乾燥に有効な代表的な保湿成分には、
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- アミノ酸
があげられます。
参考⇒セラミドの効果と種類とは?【化粧水やクリームの選び方!】
それぞれの保湿成分の役割とその保湿成分が向いている人をみていきましょう。
セラミド
セラミドは元々人のお肌に存在する成分で、角質層になる細胞間脂質を構成している成分です。水分を蓄えてお肌を保湿するとともに、外の刺激からお肌を守ってくれるバリア機能があります。
冬場になると、肌の乾燥やかゆみを抑えるセラミドが配合された入浴剤がCMでも紹介されています。
セラミドが不足していると刺激やかゆみを感じやすい敏感肌になります。
敏感肌は放置するとアトピーになることもあるので注意が必要な状態です。
ひどい乾燥肌に悩んでいる人や、コンディションによってかゆみや刺激を感じるという人は、セラミド配合のオールインワン化粧品がおすすめです。
コラーゲン
コラーゲンは、肌の深い部分の真皮や軟骨などを構成しているたんぱく質のひとつです。
コラーゲンが豊富に含まれている豚足や手羽先のプルプルした見た目からも分かるように、コラーゲンはお肌の弾力やハリを支える成分です。
真皮で格子状に絡まったコラーゲンは、水分を抱え込みお肌内部をみずみずしく保ってくれます。
コラーゲンは分子量が大きいので角質層に浸透せず、化粧品としてコラーゲンを肌につけても意味がないという人もいますが、外部からの刺激をやわらげたり、お肌の表面を保湿してくれたりするという効果はあります。
お肌の乾燥に悩んでいるという人や、シワやたるみが気になる人、ハリが欲しいという人にはコラーゲン配合のオールインワン化粧品が向いています。
参考⇒コラーゲンが不足する原因は加齢?【爪や髪にも症状が!】
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸も、人の体の中にある成分の1つです。
参考⇒ヒアルロン酸の効果的な摂取方法は?【乾燥肌にもおすすめ!】
ねばねばしているのが特徴で、水分を保持する能力に優れており、たくさんの水を貯えるといわれています。その保水能力は、わずか1グラムで6リットルの水を保持できるほどです。
一説によると、体内のヒアルロン酸量は、年齢を重ねるごとに少なくなっていき、30代から急激に減り始め40代になると赤ちゃんの頃の約半分、60代になると4分の1まで減少するとされています。
アンチエイジングにヒアルロン酸は必須の成分だといえるでしょう。
コラーゲンと同じように分子の大きなヒアルロン酸は肌の表面で乾燥を防ぎ、小じわやくすみを防いでくれる働きがありますので、乾燥で肌がカサつく人やつっぱりを感じる人にはおすすめの成分です。
アミノ酸
アミノ酸は、人の体の中でも水に次いで多い成分です。
アミノ酸はタンパク質の元となる成分。タンパク質は人体の多くを占める物質で、健康でみずみずしいお肌を作ったり新陳代謝を促したりするには欠かせないものです。
血液中のアミノ酸の濃度が低くなると、お肌の色が悪くなったり、ツヤが失われたりする原因になります。
参考⇒ツヤ肌の作り方は?【おすすめファンデーションはコレ!】
角質層内にあるNMFという天然の保湿成分もアミノ酸からできています。NMFはお肌の水分量を保って、細胞を支える役目も持っているので、お肌をシワやたるみから守ってくれます。アミノ酸が少なくなると、NMFの働きも弱まるので、水分を保持する能力が低くなり、乾燥しやすくなります。
肌の新陳代謝を高めるアミノ酸が配合されたオールインワン化粧品は、お肌に元気が欲しい人や乾燥が気になる人、ハリ・ツヤ・弾力が欲しいという人におすすめです。
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ハリや弾力をアップさせたいときに有効成分は?
スキンケアやエイジングケアの基本は保湿ですが、お肌の悩みは乾燥以外にもさまざまなものがあるでしょう。
30代以降になってくるとリアルに感じ始めるのが、ハリや弾力の低下です。
10代、20代の頃はパンパンに張っていたほおも、気が付いたら肉がなくなっていたなどという経験をした人もいるのではないでしょうか。
頬がたるむと毛穴も下に伸びるので、毛穴も目立つようになります。
参考⇒帯状毛穴の原因は皮脂とたるみ!【改善させる方法とは?】
早い人ではその頃からほおだけでなく、まぶたが痩せてきたと感じられるようになります。たるみは顔が疲れて見えたり、老けたと感じられたりする原因なので、スキンケアで解消しましょう。
肌のハリや弾力を支えているのは、コラーゲンやエラスチンなどの繊維状の成分です。
- アミノ酸
- ビタミンC誘導体
- レチノール
- ナイアシン
などは、肌の弾力を支える組織の生成を促してくれることが期待できます。
たるみやほうれい線、フェイスラインのぼやけに悩む人はこうした成分が配合されているオールインワン化粧品を選ぶようにしましょう。
シミやくすみをなんとかしたい!
大人になると増えるお肌の悩みは、シミ、くすみです。
参考⇒肌のくすみの原因は糖化や乾燥!【ファンデーションが引き金にも?】
シミやそばかすは突然できるのではなく、長年の紫外線ダメージの蓄積が背景にあります。
特に出産後からシミやくすみに悩み始めるという人も多いようです。
原因の1つはバリア機能の低下です。
妊娠中はエストロゲンというホルモンが増加するので、お肌のバリア機能が高まっていますが、産後はこのホルモンの分泌が急激に減るため、バリア機能が低下し外の刺激を受けやすくなってしまうと考えられています。
また、妊娠中はメラニン色素が作られやすくなることも原因です。
妊娠中に分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンは、胎盤を形成したり、妊娠を継続したりするための重要な役割を果たしています。
一方、メラニンを生成するメラノサイトを活性化させてしまうという働きもあるため、妊娠中はシミやそばかすが濃くなりやすいとされているのです。
参考⇒しみそばかすの違いと原因は?【効果的な対策は食べ物!】
シミやそばかすの対策としては、UVカットは必須です。
参考⇒化粧品やUV対策コスメで紫外線にバイバイ!【日焼け止めには注意?】
UVカットではすでにできてしまったシミやそばかすはどうにもなりませんが、新しくできるのを防いでくれる働きがあります。
できてしまったシミ・そばかすには、美白成分を配合したオールインワン化粧品がおすすめです。
美白成分には、メラニン色素の黒色を白色に還元するビタミンC誘導体や、抗酸化作用でシミのできにくい肌にしてくれるビタミンAや美白効果があるとされているビタミンEなどがあげられます。
参考⇒ビタミンEが美肌に効果的な理由とは?【食事やサプリで摂取!】
また、お肌の新陳代謝を促しメラニンの排出を促してくれるアミノ酸が配合されているオールインワン化粧品も期待できるでしょう。
毎回同じところにニキビができてしまう。
大人になってできるニキビは、10代の頃とは少し様子が違うことに気が付いている人も多いのではないでしょうか。
参考⇒大人ニキビの原因は色々?【治し方から最新治療法まで!】
10代の頃のニキビは、ほおやおでこを中心にできていましたが、大人になると口やあごまわりを中心にできますよね。
しかも、生理前になるとできやすくなるので、治ったと思っても同じ場所に繰り返しできることも多いものです。そして、治りが遅いのが特徴です。10代の頃にできるニキビは、過剰な皮脂で毛穴が詰まっていたことが原因でした。そのため、洗顔などで皮脂をこまめにとっていれば治るといわれています。
一方、大人ニキビは、古い角質と肌の乾燥が原因です。
古い角質は加齢でお肌の代謝が悪くなり、ターンオーバーが乱れることによって溜まります。
参考⇒肌のターンオーバーが乱れる原因と改善方法は?【早くてもダメ!】
この古い角層で毛穴がふさがれてしまうと大人ニキビになりやすくなります。
肌の乾燥は、新陳代謝が遅くなることに伴って角質が厚く、堅くなることが原因です。
こうした乾燥が原因の大人ニキビの場合は、セラミドやヒアルロン酸が配合された保湿タイプのオールインワン化粧品がおすすめです。赤ニキビや黄ニキビなら、炎症が起こっているサインですので、消炎作用のあるサリチル酸や、グリチルリチン酸ジカリウムを配合したものがよいでしょう
痛みを感じるニキビの場合は、低刺激のオールインワン化粧品を選びましょう。
ビタミンCはどのニキビタイプにも効果があるとされています。ビタミンCは皮脂の分泌をコントロールしてニキビができにくい肌の状態にしてくれる働きがあります。
敏感肌だから化粧品を変えるのが心配
せっかくオールインワン化粧品がアンチエイジングに役立つなら、敏感肌の人も使ってみたいと思いますよね。
でも、化粧品を変えてトラブルが出てしまうのが心配というのも正直な気持ちでしょう。
敏感肌は、肌の乾燥が進んで角質層が乱れているために、外部の影響を受けやすい状態になっています。セラミドもコラーゲンと同じように人のお肌に元々ある物質です。
肌や髪のうるおいには欠かせない働きをしていますので、敏感肌の人には肌が水分を保持するのを手助けしてくれる、セラミドが配合されたオールインワン化粧品がおすすめです。
セラミドはいわばお肌の基礎なので、これが不足している肌に高保湿の成分をたくさん投入しても敏感肌は改善されないといわれています。
セラミドの種類にはいくつかありますが、敏感肌で乾燥が気になる人は、ヒト型セラミドタイプのセラミドが配合されているオールインワン化粧品を選ぶとよいでしょう。ヒト型セラミドは人の肌に元々あるセラミドの構造を真似て合成したものです。成分表示には、セラミドの後に数字で番号が表記されていますので確認してみてくださいね。
また、無鉱物油、無香料などの無添加のものや、天然由来成分にこだわったオールインワン化粧品もあります。
肌トラブルが心配な人は、このような敏感肌用につくられたオールインワン化粧品から始めてみてはいかがでしょうか。
肌に負担をかけない使い方は?
1アイテム、1ステップでスキンケアできるオールインワン化粧品は忙しい現代女性の時短、節約、アンチエイジングを実現する魅力的なアイテムです。
このオールインワン化粧品の期待した効果を十分に得るためには、正しい使い方があります。
これまで使い心地に満足感を得られなかった人は、使い方を見直してみることでオールインワン化粧品のよさを実感できるでしょう。
まず、期待する美肌効果に合ったものを選ぶことが基本です。
肌トラブルはすべて加齢に伴って増えるものなので、それぞれの肌トラブルに対応した化粧品を選ぶことが「アンチエイジング」の始まりです。
しかし、期待する効果が美白中心なのか保湿中心なのかによっても配合成分は変わってきます。
保湿効果をうたっているオールインワン化粧品は冬場メインに、美白効果をうたっているものは夏場メインなど、季節によっても使い分けるのもよいでしょう。
参考⇒冬の乾燥肌の原因は保湿不足?【化粧水やクリームで対策!】
次に、朝と夜で違うタイプのものを使い分けするのもおすすめです。
オールインワン化粧品の効果や使い心地がいまひとつと感じてしまう原因には、使うタイミングに合ったものを使っていないが可能性があります。
例えば、朝のメイク前はその後のメイクの支障にならないようにさらっとした質感のものや、化粧下地効果のあるものが向いているでしょう。
日焼け止め効果があると、ファンデーションやお粉との重ね塗りでUVカット効果が倍増します。
反対に、夜は肌をしっとりさせるために油分が多く、保湿効果が高いものを使うとよいでしょう。
一度に使う量も、朝と夜とでは異なります。
朝はメイク崩れ防止のために、控え目にしてくださいと書かれているオールインワン化粧品もあります。
パックとして使えるものなら、夜はフェイスラインやデコルテまでたっぷり塗ると翌朝のお肌に違いを感じられますよ。
オールインワン化粧品は、お風呂の直後に使うのがタイミングとしてはベストです。
お風呂に入ってお肌に水分がたくさんあるうちに、オールインワン化粧品でフタをするように塗ると保湿効果が高まります。
これは単体使いのスキンケアでも同じことがいえます。
化粧水の後に、美容液、保湿クリームの順でケアをしていくのは、お肌に蓄えた水分を蒸発させないようにするためです。化粧水をたっぷり塗らずに、保湿クリームだけ厚塗りしても、閉じ込める水分がないので、表面だけがべたべたしてしまうのです。
保湿が物足りないと感じている人は、乾燥が気になる目元や口元、頬骨のあたりを重ね塗りしてみましょう。
参考⇒口の周りの乾燥対策方法とは?【皮がむけ痛くなる前に!】
オールインワン化粧品は、ジェル状のものが多いので塗り方にもちょっとした工夫が必要です。
洗顔後は手の平で、ジェルを温めましょう。
そして、手の平に広げたジェルをハンドプレスしながら、顔全体に伸ばしていきます。
参考⇒ハンドプレスの効果的なやり方は?【化粧水を押し込む!】
伸びがいいからといってごしごしとこすってしまうと、お肌の摩擦になるだけでなく、浸透が悪くなって乾燥の原因にもなります。
ポイントは、こすらずやさしく伸ばすこと、毛穴に入り込むよう下から上へ、内側から外側へ向かって塗ることです。肌に吸い付くほどしっかりお肌に浸透させましょう。
オールインワン化粧品を使うと、どうしてもボロボロしたかすのようなものが出て来て苦手に感じている人も多いようです。これは、オールインワン化粧品独特のジェルの質感をつくる成分のため。特にメイク前に使うときは、よく肌になじませてからメイクをするのが大切です。
ハンドプレスでなじませて少し時間をおくのが理想ですが、そこまで待てないと言う人は、一度ティッシュで顔を押さえるようにしてみてください。このひと手間だけで、メイクの仕上がり具合が変わってきます。
オールインワン化粧品の効果的な使い方!【アンチエイジングには?】のまとめ
オールインワン化粧品は楽で時短につながりますが、お肌のタイプによっては思ったよりも効果をえられなかったという女性もいらっしゃいますので、まずは自分のお肌のタイプを把握して、オールインワン化粧品の成分をチェックし、より効果のでる使い方をしていきましょう。
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