6Jun
不眠になる原因の一つとして、脳の興奮状態があります。体は疲れているのに寝られないような不眠はこれに当てはまります。不眠を解消するには脳のリラックスが大切で、サポートしてくれるのがGABAやテアニンなどの栄養素があります。
不眠の原因には、ストレス、生活習慣などがありますが、いずれも脳と密接な関係があります。リラックスすることで不眠が解消されることが多々ありますので、GABAやテアニンなどのサプリメントなどでリラックスをして、不眠を解消していきましょう。
不眠になってしまう原因は?
夜なかなか眠れない、夜中に目が覚めてしまうと寝付けないなど、『不眠』はとてもつらいものです。
不眠は『睡眠障害』や『入眠障害』とも呼ばれていますが、その原因とは一体何なのでしょうか。
不眠の原因は1つではありません。
自律神経失調症やうつ病などを併発している場合もありますが、共通して言えることは『脳が興奮状態にある』ということです。
詳しくはこれから説明しますが、眠れない日が続くと、また今夜も眠れなかったら…と不安になり、また眠れなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
また、夜なかなか寝付けないために朝遅くまで寝ていたり昼寝をしたりしてしまうと、睡眠のバランスが崩れて更に不眠が悪化してしまいます。
不眠の原因はストレスや病気など様々ですが、脳がリラックス状態になっていないこと、が主な原因なのです。
不眠を解消するには?
つらい不眠を解消するには、どうしたら良いのでしょうか。
まずは不眠の原因が何なのかを知ることです。
うつ病などが原因のものなら薬の服用が良いと思いますが、自律神経、あるいはストレスによるものの場合はむやみに薬を服用することはおすすめ出来ません。かえって不眠が悪化することもあるので注意してください。
病気以外の不眠を解消するには、やはり『リラックス』することが大切です。
脳がストレスを感じて興奮状態だと、いくら寝ようと思っても眠れません。
リラックスする方法は人それぞれですが、一般的なものとして
- ゆっくりお風呂に入る
- 軽い運動
- ホットミルク
- マッサージ
- アロマ
などがあると思います。
枕が原因になっていることも?
よく、出先で『枕が変わると眠れない』という人がいますよね。それくらい、枕と睡眠は深い関係にあるのです。
しかし、どんなに他人がおすすめする枕であっても、すべての人に合う枕はありません。枕を新しく買うときには、できるだけ実際に試してみると良いと思います。
肩凝りや首の痛みで眠れない人は今の枕よりも低いものを、イビキや呼吸が苦しいという人は逆に今よりも高さのある枕を選んでみてください。
寝る姿勢が定まらなくて不眠になっている人は、姿勢の安定する低反発のものを使ってみてください。ただ、最初に言った通りすべての人に合う枕はありませんから、自分に合う枕を見つけましょう。わたしのおすすめは抱き枕を使うことです。横向きで何かを足に挟む姿勢はとても楽ですよ。
ツボで解消できる?
体調がすぐれないときなど、『ツボを刺激・マッサージ』する人がいますね。
わたしたちの体には色々なツボがあり、ツボは全身に及びます。もちろん不眠に効くツボもあります。今回はその中から2つ、紹介したいと思います。
- 『失眠穴(しつみんけつ)』
足のうら、かかとの真ん中あたりにあるツボです。布団に仰向けに横になり、両手を体の脇に添えて置きます。膝を立てて、かかとを布団にこすりつけるように刺激しましょう。ゆっくり呼吸をしながら行うと効果的です。
『身柱(しんちゅう)』
左右の肩甲骨の上の角と角を結んだ真ん中あたりにあります。背骨にそって、上下にこするように刺激します。
誰かにやってもらうのが理想的ですが、自分でやるときにはラップの芯などを使うと簡単に出来ますよ。
ストレスとの関係が強い
不眠で悩んでいる人のほとんどは、仕事や私生活において『強いストレス』を感じていることが多いです。
ストレスを感じると、体は緊張・興奮状態になります。
ストレスは脳にとって『強い覚醒刺激』となってしまうのです。
ストレスを感じることで眠れなくなり、眠れないということが更なるストレスを生みます。ストレスで不眠になる人は、たいていがこの『負のループ』にはまってしまっているのです。
現代はストレス社会と呼ばれるほど、わたしたちの回りはストレスで溢れています。
ストレスの程度に差はあれど、ストレスを全く感じていないという人はいないと思います。ストレスと上手に付き合うこと、1日のストレスを寝る直前までためないことが大切なのです。
セロトニン不足かも?
『セロトニン』とは、神経伝達物質のひとつです。脳はストレスなどで興奮すると、『ノルアドレナリン』という物質を分泌します。
ノルアドレナリンがたくさん分泌されていることがきっかけで、眠れなくなってしまうのです。この『セロトニン』という神経伝達物質は、不眠のきっかけともなるノルアドレナリンの分泌を抑える働きがあるのです。
セロトニンが不足すると、
- 緊張状態になりやすい
- イライラしやすい
- 情緒不安定になりやす
いなど、不眠の原因となってしまいます。
セロトニンを増やせば良いのですが、残念ながらセロトニンは食べ物から摂ることは出来ません。
セロトニンの元となる『トリプトファン』を摂取しましょう。トリプトファンは、肉や魚、大豆などに含まれています。
GABAが良いの?
GABAは、精神の高ぶり時・興奮時に分泌される『グルタミン酸』の働きを抑制する働きがあります。先ほどお話しした『ノルアドレナリン』と同様に、グルタミン酸も脳の興奮時に分泌される物質です。
脳が興奮した状態では眠れない、という話はしましたね。つまり、グルタミン酸が分泌されている状態は、不眠の原因となるのです。
その不眠の原因となるグルタミン酸の分泌を抑制するGABAは、不眠解消の救世主となりえるかもしれません。
実はGABAはストレスなどで分泌が減少し、睡眠時に生成されると言われています。不眠の負のループにはまってしまっている人は、GABAは減る一方なのです。不眠の人は、そうでない人よりGABAの量が30%も少ないそうです。
不眠の人は明らかにGABAが少ないので、食事やサプリメントなどで補ってあげると良いと思います。
食品では、旨味の多いトマトや発芽玄米などに多く含まれていますよ。
テアニンで快眠?
不眠の解消に、『テアニン』が効果的だということを知っていますか?テアニンには『快眠効果』があると言われており、寝る前に摂ると寝付きが良くなるそうです。またリラックス効果があります。夜なかなか寝付けなくて困っているという不眠の人は、試してみる価値がありそうですね。
温かいお茶でホッと一息する、とはよく言いますが、それはリラックス効果の表れなのかもしれませんね。
テアニンは、イライラや不安、緊張のもととなるβ波を減らし、リラックス時に出るα波を増やすと言われています。テアニンは、主に緑茶や玉露、ウーロン茶などほとんどの『お茶』に含まれています。
じゃあ不眠を解消するためには寝る前にお茶を飲めばいいの?と思いますよね。
しかし、ここで1つ難点があります。
それは、お茶には『覚醒成分』でもあるカフェインも含まれているのです。せっかく不眠を解消するために飲んだお茶が、実は不眠を引き起こすことになっては意味がありません。不眠解消のためにテアニンをお茶から摂るのなら、ノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。
または他の食品やサプリメントから補うと良いと思います。
不眠の原因と解消法は?【GABAやテアニンでリラックス!】のまとめ
不眠になってしまう要因は色々ありますが、現代のストレス社会では、ストレスが直接関係していることが多いといえます。リラックスする時間を意識的に設けて、体も心も、そして脳もリラックスさせてあげることが大事です。睡眠は健康の根本なので、できるだけ早めに対策していきましょう。
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