5Jun
ほうれい線はしわ・たるみなどと並んで年齢を重ねた女性に、とても多く見られる悩みです。たった1本の線ですが、それだけで見た目の印象も一気に老けますね。ここではほうれい線に有効な対策や、人気の化粧品を紹介していきます。一緒に上向き美人を目指していきましょう。
ほうれい線とは?
ほうれい線とは、鼻の横あたりから左右の口元にかけて伸びている線のことです。
医学用語では鼻唇溝と呼ばれます。
頬との境界線として誰にでもある線で、笑った時の笑いジワと同じラインです。
それでは、笑いジワとは何が違うの?
というところですが、真顔の時にも戻らないことでしょう。
若い時にはハリがあってすぐに元に戻るので気になることは少ないですが、年齢を重ねると共に、クッキリ目立ってくるのです。
ほうれい線は、見た目年齢を10歳も20歳も大きく老けさせます。
たとえば、若い女性のイラストに1本ほうれい線を引くだけで、一気にお婆さんの顔になりませんか?
またニキビやシミと違って影のようにくぼんでしまうので、なかなかメイクでも隠しきれないのが悩みですよね。その原因はどこにあるのでしょう?
ほうれい線の原因とは?
ほうれい線が目立つようになってしまう原因はいくつかありますが、基本的にはハリが失われ垂れ下がってくる、つまり「たるんでしまう」ために起こってくるものです。
たるみの原因は次のようなものがあります。
表情筋の衰え
表情筋とは、顔の筋肉のことで、その名の通り、笑顔や怒った顔などさまざまな表情を作り出していくのに欠かせない筋肉です。
そのうち、ほうれい線の周りを支えている筋肉は口輪筋といい、口の周りを一周ぐるっと取り囲んでいます。
ただこの口輪筋は、日常通りの生活を行っていると30%程度しか使われないそうで、筋力が下がってくると、支え切れなくなりだらんと垂れてきます。毎日少しずつでも良いので、トレーニングをすると良いでしょう。
むくみ
そもそもむくみとは何でしょうか?
むくみは、血液の中に本来収まっているはずの水分が染みて、皮膚に溜まってしまっている状態のことを指します。
みなさんも経験があるかもしれませんが、寝ている間に水分が溜まりやすいため朝、起きぬけは顔が腫れぼったくなりがちです。
それ以外には、おもに生活習慣が原因となることが多いです。
たとえば食生活。
特に塩分の過剰摂取やカリウム不足は、パンパン顔の原因となります。
またお酒を飲んだ時や、腎臓に負担を抱えている方もむくみやすくなりますので日々の生活を改善することから始めるのが良さそうですね。
では、なぜむくみがほうれい線を目立たせるのか?についてですが、風船に水を入れた時を思い浮かべてください。本来何もないところに水が溜まりますので皮膚が伸びて、たるんでしまいます。これがほうれい線とむくみの関係です。
さらに加齢に伴って、体内組織のうちの脂肪や水分の割合は増えてくるので、年齢を重ねると、よりむくみによる頬のたるみも気になりやすくなるというわけです。
加齢によるハリ不足
ピンっと上向きのお肌が保てているのはハリ・弾力のもととなるコラーゲン・エラスチンなどの働きによるものです。
コラーゲンは若々しさに必要な美容成分として耳にする機会も多いと思いますがエラスチンはあまり聞きなれないですね。エラスチンはたんぱく質の一種でコラーゲンとともにぷるぷる肌を支えている存在です。
たとえば、コラーゲンが弾力を支える繊維だとしたら、エラスチンそれを束ねて結びつける役割を担っています。
ただこれらの、ハリ成分は20代をピークに徐々に減少してきますので重力に勝てなくなってきてしまいます。
紫外線
紫外線はお肌の大敵であることはみなさん想像がつくと思いますが、紫外線にはUV-A波とUV-B波の2つに分けられます。
このうちUV-B波は、日焼けやシミの原因となり、UV-A波がしわ・たるみの原因となります。
UV-A波は肌の深く真皮層まで届いてしまうので、ハリや弾力を支えている繊維芽細胞を傷つけてしまうのです。夏場だけでなく、年間を通した紫外線対策が必要です。
お肌の乾燥
お肌が乾燥した状態だとバリア機能が弱まります。
そのため、外部の刺激を受けやすく、ハリを保っているコラーゲンも破壊されやすく、シワシワにしぼんだ状態になりがちです。ふっくら水分量のあるお肌を保つことでほうれい線を目立たなくすることができます。
効果的な対策法は?
ほうれい線を消すための対策をいくつかご紹介いたします。
表情筋エクササイズ
加齢によるほうれい線対策には表情筋、とくに口輪筋を鍛えるトレーニングが有効です。
日本アンチエイジング歯科学会常任理事である宝田恭子先生開発の、舌で口中をくるくるなでるように回すものはほうれい線に効くと話題です。毎日少しずつでもいいので、継続して行うことが大事です。
むくみがちな方はマッサージ!
むくみが原因のほうれい線悩みには、マッサージが有効です。リンパの流れをしっかりと整えてあげることで溜まった水分を排出していきましょう。
また、顔とその周辺の皮膚はつながっているので、頭や耳周り、肩までほぐすことが大切です。
むくみに良いツボとしては、
- うなじのあたりにある天柱(てんちゅう)
- こめかみのあたりにある太陽(たいよう)
があります。
紫外線対策
もっちり肌をキープするためにUV-A波を防ぐ紫外線対策でコラーゲン破壊を防いでいきましょう。
日焼け止めの選ぶ際のポイントとしてはSPFだけでなく、PA値もきちんと見ることです。
よくSPF50、PA++といった表記を見ますよね。
SPFはUV-B波をブロックする働きがありますので、日焼け対策には有効ですが、エイジング対策として選びたいのであればPA値もきちんと意識をしていきましょう。
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