12Sep
化粧品を使ってしわ対策するにはどのような商品を選べば良いのでしょうか?実はしわといっても種類があり、効果的な化粧品の成分もしわによって変わりますので、化粧品を買う前にしっかりとチェックしてみてくださいね。
化粧品でしわ対策を行う場合に効果的な化粧品の選び方、そして使い方にはどのような方法があるのでしょうか?年齢を重ねるにつれて多くの女性が気になってくる「しわ」ですが、しわの原因やしわタイプを理解すれば、的確なケアで深いしわになる前に対策できます。今回は、化粧品を利用したしわ対策についてまとめてみました。参考にしてみてください。
しわの主な原因とは?
多くの人は、高齢になればなるほど、しわが目立つのは当たり前と思っているかもしれません。
加齢
年齢が上がるにつれて、しわに悩む女性は増えてくるようですが、加齢によるしわの大きな原因は、
- 「表情筋の衰え」
- 「コラーゲンの減少」
が考えられます。
参考⇒コラーゲンが不足する原因は加齢?【爪や髪にも症状が!】
表情筋の衰えは、目元や口元、頬の表情筋が弱まり垂れることでしわになります。
コラーゲンの減少
また、コラーゲンは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンによって生成が促進されるのですが、その女性ホルモンが減少してしまうと、コラーゲンの生成も上手にできなくなるのです。ちなみに、女性ホルモンは一般的に、30歳ごろをピークに減少し続けるといわれています。
参考⇒女性ホルモンの増やし方は?【豆乳や食べ物で不足を補う!】
しかし、しわの原因は加齢だけではありません。
加齢のほかにも、日常の生活でしわができる原因はいくつかあります。
乾燥
肌が乾燥すると、肌の弾力を保つ角質層が乱れて、小さなしわができてしまいます。
肌にとっての理想の水分量は37~47%といわれていますが、この水分量を保つことができなくなると、乾燥が原因のしわができやすくなります
参考⇒乾燥肌は体質改善で治る?【化粧水やクリームの選び方は】
紫外線
「紫外線」は美肌の大敵といわれていますが、しわの原因になることもあるので気をつけましょう。
紫外線を浴びた数時間後には、皮膚にあるコラーゲンを破壊する酵素が作られます。
そうなると、存在していたコラーゲンが壊れてしまうことはもちろん、コラーゲンを生成することもできなくなくなってしまうのです。
摩擦
それから「肌への摩擦」もしわを増やしてしまいます。
しわが目立ちやすいのは、目元や口元などの皮膚が薄い部分ですが、皮膚が薄いということは、それだけ外部からの刺激にも敏感ということです。デリケートな部分を強くこすってしまうと、肌が刺激を受けてしわができたり、もともとあったしわを深くしてしまいます。
肌への摩擦はしわだけでなく、シミの原因にもなってしまうので注意してください。
食事
また「不摂生な食事」でもしわはできます。
ハリのある美しい肌を保つには、美肌に良いとされるビタミンやミネラルだけでなく、たんぱく質や脂質も必要です。それらのバランスが崩れると、栄養素がうまく吸収されずに新陳代謝のスピードを遅らせ、潤いに満ちた細胞を保てなくなってしまいます。
ストレスや不規則な生活で増える「活性酸素」もしわの原因のひとつです。
活性酸素というと悪者のイメージが強いかもしれませんが、本来は体内に侵入した細菌などを駆除してくれる大切な役割があります。ところが、活性酸素は酸化力が強いため大量に生成されてしまうと、健康な細胞や遺伝子まで攻撃してダメージを与えてしまい、しわを作り出してしまうのです。
飲酒やたばこ
さらに「飲酒」や「たばこ」もしわを増やしてしまう恐れがあります。
参考⇒タバコによる肌への害とは?【ニキビや黒くなることも!】
アルコールを摂取すると、コチゾールという副腎皮質ホルモンが分泌されるのですが、コチゾールは肌の弾力に必要なコラーゲンとエラスチンの代謝を低下させてしまいます。その結果、しわができやすくなるというわけです。
適度なアルコールは健康維持に効果的という説もありますが、しわを予防するためには、飲酒の量はほどほどにした方が良いでしょう。
たばこは血流を悪くする働きがあるので真皮の新陳代謝が鈍くなり、しわができやすくなります。たばこは活性酸素を増加させたりビタミンCを破壊したりという影響もあるので控えた方が安心です。
しわには種類がある?
一言で「しわ」といっても、種類があるのはご存じでしょうか。
しわには大きく分けると、
- 「表情筋型」
- 「表皮型」
- 「真皮型」
という、それぞれ深さが違う3つの種類があります。
表情筋型
「表情筋型」というのは表情じわや、笑いじわともいわれ、字の通り表情の癖が影響しています。
笑ったときに目尻にできるしわや眉をしかめたときに眉間にできるしわです。
表情を作ればほとんどの人は顔にしわができますが、肌が乾燥している状態で思い切り笑ったあと、しばらくしわが消えなかったという経験をしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
肌にコラーゲンやエラスチンが十分にあって水分が保たれた状態のときは、肌に弾力があるのでもとに戻りますが、弾力を失った状態でしわができるとなかなか戻りません。
参考⇒肌の弾力がなくなる原因と改善方法は?【サプリも効果的!】
それを繰り返すことで、肌がしわを記憶してしまい表情じわとして残ってしまうのです。
表皮型
「表皮型」はちりめんじわや、小じわとも呼ばれる細かく浅いしわです。
参考⇒ちりめんじわの解消方法は?【クリームや化粧品で対策!】
肌は、
- 「表皮」
- 「真皮」
- 「皮下組織」
の3つの層でできていますが、このしわは、一番外側の表皮の表面にできます。
表皮型のしわの主な原因は、肌の新陳代謝の低下と水分量の低下です。
表皮しわができるメカニズムですが、まず、表皮の角質細胞にあるアミノ酸の減少や、角質細胞をつなぐ役割のある細胞間脂質が減少すると、肌の水分量は低下します。
細胞間脂質は、角質細胞をつなぐセメントのような役割があり、水分の蒸発を防ぐとともに、細胞間脂質自体が保湿成分となるので、うるおい肌を保つには重要な物質です。
しかし、熱いお湯で洗顔をしたり、紫外線を浴び続けたりすると細胞間脂質がダメージを受け減少してしまいます。
その結果、肌は十分な水分量をキープできなくなり、乾燥して角質層の体積が収縮し、しぼんでしまうことでしわが発生というわけです。
新陳代謝の低下も大きな影響を与えます。
新陳代謝が正常でない状態ということは、古い細胞が表面に残り、新しい細胞が肌の表面に出てこられない状態です。
そうなると、表皮は固くなり水分量も保てなくなり、乾燥が進み薄くて乾いた紙のような状態になってしまうのです。紙をグシャっとすると、もとに戻そうとしてもしわが伸びないのと一緒で、ちょっとした刺激でできたしわが戻らなくなります。
このしわは、乾燥しやすくデリケートな目の周辺にできることが多く、数が多くなると大きなしわに見えてしまうことがありますし、放っておくと真皮型のしわへと進行してしまうので早めの対策が必要です。
真皮型
そして「真皮型」は、表情型や表皮型のしわが真皮層まで深く刻まれたしわです。
紫外線を受けることでコラーゲンの減少が生じて、しわが増えていきます。若いころから多くの紫外線を受けた人は、真皮しわができやすいといわれているので注意しましょう。
さらに、加齢で皮下脂肪の増減があると重力に引っ張られて皮膚の表面がたるんでしまうのですが、そのたるみが原因で真皮しわが進行してしまう可能性もあります。
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しわに効果的な化粧品とは?
ちまたにはさまざまな種類の化粧品が販売され、中にはしわ対策に有効とされる化粧品もたくさんあります。
普通の化粧品と、しわ対策の化粧品は何が違うのでしょうか?
しわ対策の化粧品は一般的に、エイジングケア化粧品のひとつとして扱われています。
参考⇒エイジングケア化粧品のおすすめは?【生活習慣の見直しと基礎化粧品で!】
エイジングケア化粧品の成分については、明確な定義はありませんが、一言で違いを説明するならば「肌の細胞が再生する手助けをしてくれる成分が含まれている」というところです。
年齢肌はしわに限らず、シミやたるみも含まれます。
参考⇒年齢肌の簡単なチェック方法とは?【ミネラルファンデがおすすめ!】
これらを改善するためには、肌細胞の新陳代謝が正しく行われることが大前提といえるでしょう。
エイジングケア化粧品は、その手助けをしてくれます。
中でも、しわ対策のために販売されている化粧品の大きな特徴は「しわに有効とされている成分が配合されていること」といえます。
しわの原因のひとつには、コラーゲンの減少による肌弾力の低下や水分量の低下があると説明しましたが、一般的な化粧品にもコラーゲン配合のタイプや、保湿を重視したタイプがたくさんあります。
しかし、しわを改善・予防するなら、それ以外にも意識して補いたい成分がいくつかあるのです。
また、例えば、目元などのデリケートな部分にできたしわが気になる場合、刺激の強い化粧品を使用すれば表皮がダメージを受けてしまい、しわが悪化してしまう可能性もあります。
しわ対策のために作られた化粧品なら、そんなデリケートな部分でも、毎日使用できる成分を考慮して作られているので安心です。
化粧品と一言でいっても、
- 化粧水
- 美容液
- クリーム
などいくつかの種類がありますが、しわ対策専用の化粧品には、それぞれを使用する段階で補うと良い成分が、それぞれに配合されいるのでライン使いすることがおすすめです。
とはいえ、しわ専用の化粧品を使用したから、すぐに改善するというわけではありません。
そもそも、肌の細胞が新しい細胞に生まれかわるターンオーバーには、個人差や年齢差があるものの、おおよそ28~56日かかるといわれています。
参考⇒ターンオーバーの促進方法!【食べ物やサプリの効果は?】
そのため、最低でも3カ月は使用し続けてみることが必要です。
しわに良い化粧品の選び方のコツ
化粧品に含まれているしわに良いとされる成分はたくさんあります。そこで、しわの種類別におすすめの成分を紹介します。
表情型のしわができる大きな原因は、乾燥以外に「コラーゲン」や「エラスチン」不足なので、これらを補ってあげましょう。
コラーゲンは真皮の約70%を占める成分で、美肌には欠かせないといわれていますが、エラスチンも大切な役割を果たしています。
コラーゲンは、たんぱく質の繊維で構成されていて、網目状になり存在しています。
そのコラーゲンをしっかりつなぎとめておくのがエラスチンです。
弾力のあるエラスチンがコラーゲンの網目を結びつけているおかげで肌が弾力を保てています。このふたつの成分は弾力のある肌を作り、しわ対策をするうえで欠かせない成分といえるでしょう。
表情型のしわが気になる人は、ふたつの成分が配合されているかをチェックしてみてください。
表皮型は、肌の水分量の低下が主な原因です。
肌の潤いを保つには、細胞間脂質がポイントになります。細胞間脂質はほぼ「セラミド」で構成されているので、化粧品でセラミドを補ってあげましょう。
参考⇒セラミドの効果と種類とは?【化粧水やクリームの選び方!】
肌に含まれているセラミドには種類があり、セラミド1~セラミド7まであります。中でも、肌にはセラミド2が一番多く含まれていて、水分保持機能が高いのが特徴です。
セラミドの中で、しわに有効なタイプは2つで、
- セラミド3は水分保持としわの軽減
- セラミド6はターンオーバーの促進としわの軽減
という役割があります。
化粧品に含まれているセラミドの原料にも4つの種類があり、成分表示などが違います。
馬などの動物由来のセラミドは「天然セラミド」です。
「セレブロシド」や「ビオセラミド」と表示されていて、セラミド1~セラミド7まですべてを含有しています。
価格は高いのですが、肌に浸透しやすく使い続けることでセラミドの生成量を増やせる可能性があるといわれているタイプです。
酵母を利用して、人間の皮膚にあるセラミドと同じような化学構成で作られているセラミドはバイオセラミド(ヒト型セラミド)といわれています。天然セラミドに近い浸透力と保湿力があり、天然セラミドよりも安価です。
「セラミド2」「セラミド3」のようにわかりやすく表示されているので、しわ対策に効果が期待できるセラミド3やセラミド6を選びましょう。
大豆やコメから作られる「植物性セラミド」は、
- 「植物性セラミド」
- 「コメヌカスフィンゴ糖物質」
と表示されていて、アレルゲンになりにくいメリットがあります。
そして、非常に安価ですがセラミドに似た物質を化学的に合成して作った「合成セラミド」もあります。
一番深い位置にできてしまう真皮型のしわに有効と考えられる成分は、コラーゲンやエラスチンですが、ふたつの成分では分子が大きく真皮まで届くのが難しいでしょう。
そこで、おすすめなのがレチノール(ビタミンA)です。
レチノールは、繊維芽細胞を活性化させてコラーゲン・エラスチン生成のサポートや、新陳代謝の促進という効果が期待できます。ちなみに、繊維芽細胞とは真皮にある細胞のことで、コラーゲンやエラスチンを作る役割があります。
化粧品に配合されているレチノールは、いくつか種類がありますが、肌への刺激が少ないものは、
- 「パルミチン酸レチノール」
- 「酢酸レチノール」
- 「レチノール」
の3つです。
それから「ビタミンC誘導体」も、真皮型のしわ対策に期待ができます。
なぜなら、コラーゲンを生成する際にビタミンCが必要不可欠だからです。
ビタミンCを化粧品で補えば、しわ対策に有効なコラーゲンの生成を促してくれます。
しかし、通常のビタミンCは、酸素に触れると壊れてしまいます。
そこで、角質層に浸透してからビタミンCに変化をする、ビタミンC誘導体が開発されたのです。
通常のビタミンCよりも数十倍の効果があり、作用している時間も長いので、より効果が期待できるでしょう。気になるしわの種類に合わせて成分を選んでみてください。
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化粧水と保湿クリームの正しい使い方!
しわ対策に効果が期待できる化粧品を購入しても、使い方が間違っていれば効果が現れなくなってしまいます。
化粧品と保湿クリームは正しく使えているでしょうか?
洗顔後に肌につける化粧品は、
- 化粧水
- 美容液
- 保湿クリーム
などがあります。
参考⇒洗顔後の効果的なスキンケア方法は?【化粧水でしっかり保湿!】
洗顔後は肌の油分が少なくなっているため、水溶性の割合の多い化粧品から使うと、肌への浸透がしやすくなるということを意識してみてください。
もしかすると、美容液の栄養を肌に、より浸透させるため美容液をつけた後に化粧水をつけるという人がいるかもしれませんが、正しい順番は化粧水、美容液、保湿クリーム(乳液)です。
ただし、メーカーによっては、順番が違うものもあるので確認してみてください。
オイリー肌で悩んでいる人や、夏に保湿クリームをつけるとべたつくという人は、保湿クリームの代わりに乳液を使用してみましょう。
参考⇒オイリー肌の洗顔とメイク方法は?【化粧水でしっかりケア!】
化粧水の使い方
化粧水を使用するとき、肌の引き締めや浸透力を高めるためにと、叩いてなじませる人もいますが、それでは、肌を刺激してしまいシミの原因になる可能性があります。
また、コットンを使用すると、どれだけ品質の良い品物でも細かい繊維が肌に刺激を与えてしまうので、控えた方が安心です。
正しい化粧水のつけ方は、はじめに手を温めます。
500円玉くらいの大きさを目安に手に取り、やさしく顔を包み込みます。
手のひらで顔全体を覆うように少しずつなじませていきます。
目の周辺や小鼻の脇は、指の腹を使ってやさしくなじませでください。これを2~3回繰り返すと、肌が吸い付くような感触になります。
そうなれば、化粧水が肌に浸透したという合図です。
洗顔後、髪の毛を乾かしたり家事をしたりして、落ち着いてから化粧水をつけはじめるという人もいるかもしれません。
しかし、洗顔後の肌はどんどん水分が蒸発しているので、そのまま放置してはいけません。肌の乾燥を招くだけでなく、化粧水が肌に浸透する浸透率も下がってしまいますので、洗顔後はなるべくスムーズにお肌のケアをはじめてください。
それから、化粧水はケチらず使った方が良いといわれています。
確かに、潤いを補充するためには、たくさん使った方が良いのですが、1度に大量の化粧水をつけてもあまり意味がありません。なぜなら、肌は一気に大量の水分を吸収することができないからです。そのため、500円玉ほどの量を目安に、何回かに分けてなじませ方が効果的なのです。
化粧水の後に美容液をつける人は、化粧水と同じ要領でなじませます。たくさんつけたからといって効果がアップするわけはないので、記載されている使用量を守りましょう。
保湿クリームをつけるタイミングは、美容液が肌になじんだ後です。
参考⇒保湿クリームの効果的な使うタイミングは?【おすすめはコレ!】
あまり時間が経ってしまうと、化粧水や美容液が蒸発してしまうので気をつけてください。
目安は、美容液をつけた2~3分後くらいです。保湿クリームは、肌の表面にふたをして水分の蒸発を防ぐ効果があるのでお忘れなく。
ちなみに、保湿クリームも乳液も、肌の表面にふたをする役割は一緒ですが、保湿クリームの方が乳液よりも油分が多く、目的に合わせた栄養成分が配合されていることが多い傾向です。保湿クリームの適量ですが、メーカーによってテクスチャーが違い、適量も違うので確認してみましょう。
また、クリームを顔の何点かに乗せて伸ばしていく人が多いかもしれませんが、しわが気になる人にはおすすめできません。なぜなら、いくらやさしく伸ばしても、肌への刺激になりますし、摩擦が原因のしわができる可能性があるからです。
さらに、摩擦はシミの原因にもなるため、クリームをつけるときも化粧水や美容液と同じようになじませます。
この時、手のひらが温かいとクリームも温まり、柔らかいテクスチャーになるので、手のひら全体に伸ばして、顔全体を覆っていく方法がおすすめです。
目の周辺や口の周りなど、細かい部分も指の腹を使ってなじませます。
しわ対策は予防も大切!
しわ対策は、しわができないように事前に予防することも大切です。
しわの予防のために日常的に気をつけたいことは、
- 保湿
- 紫外線対策
- 食べ物
です。
深いしわの始まりとなる表情型のしわや、表皮型のしわの大きな原因は乾燥といえます。
毎日、正しいスキンケアをして肌を乾燥させないように気をつけることが大切です。
化粧品で潤いを補充する以外に、潤いを守ることも意識しましょう。
肌の潤いを守るのに注意したいのは、洗顔をするときのお湯の温度です。顔の皮脂は30度位のぬるま湯で溶け出すといわれているので、熱いお湯を使わないようにします。
参考⇒ぬるま湯洗顔は何もつけない?【効果的なやり方と温度!】
できれば38度以下のお湯で流すのが理想的です。あまり熱いお湯で洗顔をすると、皮脂を流しすぎるので気をつけてください。
また、洗顔料の使い過ぎも皮脂を過剰に流して乾燥を招くので、外のホコリやクレンジング剤のついた夜のみ使用すれば十分です。
朝はぬるま湯洗顔だけで、寝ている間に分泌された皮脂は洗い流されます。
紫外線対策のためには日焼け止めが欠かせません。
- 「ちょっとごみを出しに行くだけだから」
- 「庭の花に水をあげるのはすぐ終わるから」
と、ちょっと外に出るだけというときは、日焼け止めを塗るのが面倒に感じるかもしれません。
しかし、季節や時間帯によっては強烈な紫外線が降り注いでいますし、少しの時間でも積み重なれば大きなダメージとなります。
ちなみに、化粧をするときに日焼け止めを塗る正しい順番は、化粧水と保湿クリーム(乳液)を塗った後です。化粧下地をつける前に日焼け止めを塗りましょう。
それから、日焼け止めはたくさん塗れば良いというわけではありません。
適量とされているのは、1平方センチメートルに対して約2ミリグラムとされています。顔に塗る場合は、500円玉程度です。
ただし、朝日焼け止めを塗ったら1日中安心かというと違います。時間が経つと取れてくるので、定期的に塗り直しが必要です。できれば2~3時間置きが理想ですが、外に出るのは職場への行き帰りだけなど、外に出る時間が限られている場合は、朝塗って仕事帰りにもう1度塗るという形でも大丈夫です。
塗り直しをする前にはティッシュなどで皮脂や汗を拭きとります。塗り直しには、簡単に塗れるスプレー式の日焼け止めが便利でしょう。
しわ予防のために、食べ物も意識してみてください。
例えば、大豆には、女性ホルモンに似た働きをする「イソフラボン」が含まれています。
イソフラボンは、コラーゲンの生成を活性化させる作用があるで、しわの原因となるコラーゲンの減少を防いでくれます。
参考⇒大豆イソフラボンは女性の味方!【食べ物から手軽に摂取】
さらに、大豆に含まれるたんぱく質は、衰えた筋肉や肌細胞に働きかけ、若々しい印象にしてくれるといわれているので、しわ予防に効果的な食材といえるでしょう。
乳製品もしわ予防におすすめです。
乳製品にはしわ対策の化粧品でも紹介したレチノール(ビタミンA)が含まれています。レチノールは、コラーゲンの生成を促す効果が期待できるので、化粧品と組み合わせれば、体の内側からと外側からの両方からケアできるのです。
化粧品を使ったしわ対策!【選び方と効果的な使い方は?】のまとめ
しわの原因や対策についてまとめてみましたが、自分のしわがどのタイプで、どんな化粧品を使えばよいか分かったでしょうか。
しわの原因には、加齢以外に日常生活で気をつけなければいけないことがいくつかあります。思い当たる原因がいくつかあった人は、日ごろから気をつけてみましょう。また、しわの深さには3つの種類があります。軽い表情型のしわや、表皮型のしわなら、化粧品でも十分に改善できる余地があるので、しわを見つけたら早めに対策をとることが重要です。
しわの種類によって、どんな成分が含まれている化粧品が良いのかも変わってくるので、自分のしわに合った成分を選んでください。自分に合った化粧品を見つけたなら、つけ方にも気をつけます。今あるしわを深いものへと進行させないように、優しく丁寧につけることがポイントです。
どんな化粧品でも、最低3カ月は使用して様子を見てみましょう。ただし、万が一ヒリヒリしたり赤くなったりする症状が出た場合には無理に使い続けてはいけません。肌に合わない化粧品を使い続けると、刺激を与えてしわを進行させてしまう可能性があります。そして、しわが増える前に、予防することも心がけてみてください。
ちょっと意識をするだけで、しわを防ぐことができるので予防から始めてみましょう。化粧品で正しいしわ対策をすれば、しわの改善や予防効果が期待できます。
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