25Nov
乾燥ニキビと聞くと、乾燥肌なのにニキビになるのと疑問に思うかもしれませんが、ニキビの原因である皮脂は少ないのに、ニキビができてしまうのは原因があります。原因を知った上で、治し方として、スキンケアを見直すことが必要です。乾燥ニキビにならない対策法も紹介します。
乾燥ニキビは、乾燥していることが原因でニキビが出来てしまうものですが、ファンデーションなどの化粧品の選び方にもポイントがあります。また乾燥ニキビには、馬油で少し油分を与えるのも効果的のようです。
乾燥ニキビの原因は?
乾燥ニキビの原因としては多くが洗顔にあります。
まず洗顔料についてですが、肌に刺激の強い界面活性剤の入った洗顔料やクレンジングオイルは肌に必要な皮脂をまでも落としてしまい細胞をも破壊してしまいます。
そして洗顔の仕方や回数によっても肌が乾燥してしまう原因に繋がります。
一日に三回以上の洗顔やゴシゴシとこするような洗顔の仕方をしている方はすぐに直しましょう。
参考⇒ぬるま湯洗顔は何もつけない?【効果的なやり方と温度!】
これらも余計に皮脂を落としてしまったり、角質層や細胞を傷つける事となります。
そうした行動が日々積み重なる事で慢性的な乾燥肌に繋がり、次第に乾燥ニキビへと悩まされる結果になってしまうのです。
では、そもそも何故、乾燥肌でニキビが出来てしまうのか、その理由は簡単に言うと水分が少ないからです。
肌の水分が少ないと肌を潤そうと皮脂が過剰に分泌してしまい、結果的に毛穴を詰まらせてしまう事でニキビになってしまうのです。
乾燥ニキビの治し方は?
乾燥ニキビの治し方は乾燥ニキビが出来てしまう原因からもわかるように、まずは普段のスキンケアを見直す事から始めてみましょう。
洗顔料の泡を立てずに洗顔していませんか?
洗顔の際にあまり泡を立てずに顔をこすってしまうと肌に刺激が強く、角質層等を傷つける事になってしまいます。
泡立てるのが苦手な方は洗顔ネットを使用してみましょう。
そして洗顔の回数は一日三回以上しないこと。
夏場などどうしても洗顔したい場合は洗顔料を使用せず、水で軽く流す程度にしましょう。
洗顔後のスキンケアですが、なるべく界面活性剤の入った化粧水等を使わないようにして、しっかり化粧水で水分補給をし、乳液等で水分が蒸発しないよう蓋をしましょう。
また、皮膚につけるだけではなく飲み物を飲むなどして体内からの水分補給も意識して摂るように心掛けのも大切です。
なってしまう人の特徴は?
乾燥ニキビになる人の特徴には、元々の体質もありますが生活習慣が乱れている人が非常に多いです。
朝起きて夜は日付が変わる前には眠るという普通のサイクルが大切になります。
食生活も乱れた人が多く、水分をあまり摂らないのも特徴です。
基本的に乾燥ニキビになる方はやはり水分が重要になりますので、いくら化粧水をたっぷりつけていても普段の生活で水分補給をしっかり摂っていない場合は体への水分が優先されてしまうので肌の表面が乾燥してしまいます。
また、家や会社などクーラーや暖房に長時間あたっている人も乾燥ニキビになる人の特徴に多いのです。
クーラーや暖房器具などは直接風が当たる事もあり肌の表面が乾燥してしまうのはもちろん、長時間当たる事により体内の水分まで奪われてしまうので体全体が乾燥してしまうのです。
ならない対策法は?
乾燥ニキビにならない対策としては、基本ですが水分をしっかり補給することです。
乾燥肌の人は水分が少ないだけではなく皮脂膜という肌に大切な膜が弱いのも特徴です。
参考⇒乾燥肌は体質改善で治る?【化粧水やクリームの選び方は】
皮脂膜が弱ってしまうと水分と油分のバランスをとるのが難しく、結果的にバランスが崩れてニキビ等の肌トラブルへと繋がってしまいます。
なのでしっかりと水分を補給し、皮脂膜を強くするというのが乾燥ニキビにならないための対策法の一つとなります。
また、水分が足りないからと言って急激に大量の化粧水を毎回つけたり、それを保湿するために油分の入ったものでのスキンケアを続けると言うのは逆効果に繋がる事がありますので気をつけましょう。
そういう場合のスキンケアには、クリーム等よりは、ビタミンC誘導体などが含まれたパックなどを使用するするのが一番良い効果を発揮してくれるのでオススメです。
ファンデーションを使うには?
ファンデーションなどの化粧品には肌を乾燥させてしまうものがほとんどです。
何故化粧品が肌を乾燥させてしまうのか、それは界面活性剤が入っているからです。界面活性剤は肌が元々持っている皮脂膜などの皮膚を守ってくれるバリアのようなものを破壊してしまう効果があり、その結果肌の乾燥や肌荒れなどに繋がっていくのです。
よく小さいうちに化粧をすると早くから肌がボロボロになってしまうと言われる事がありますが、この界面活性剤が影響しているというのが理由の一つになっているのでしょう。
では、乾燥ニキビの場合はどんなファンデーションが良いのか、それはミネラル成分の肌に優しいファンデーションがオススメとなります。
参考⇒ミネラルファンデーションは肌に良い?【口コミでのおすすめはコレ!】
ここ数年ミネラル成分のファンデーションやBBクリームなどが大変増えてきているのをご存知でしょうか?
以前まではミネラルをうたった化粧品は数も少なく、値段も高いものばかりでした。しかし、最近の普及によりミネラル化粧品も種類や価格の上下がとても増えてきたので、自分に合ったものを選びやすくなったのではないかと思います。
また、ミネラル成分の他にもノンケミカルと書かれたものもあります。
これらも肌に優しいものとなっていますので、乾燥ニキビに悩まされている方は是非ファンデーションの候補に入れてみて下さい。
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かゆみがある
ニキビに限らず乾燥する季節がくると体が痒くなるという方はいらっしゃいませんか?
以前にアトピー体質だったという方にも多いのではないでしょうか。
乾燥ニキビの場合も結局は乾燥が原因でなってしまったものでもありますので痒みを発する事がありあます。
何気なく掻いていたらポツっとニキビが出来ていた、この場合は乾燥ニキビの可能性があります。
乾燥ニキビと痒みはこの通り密接な関係がありますが、間違ってもニキビを掻くのは止めましょう。ニキビを掻いてしまうと痕が残りやすく治りも通常より遅くなりますので、ニキビを掻くのは避けるようにしましょう。掻くだけではなく、触っただけでもニキビは悪化になりやすいので気になっても触らずにいましょう。
どうしても痒い場合は痒み止めの薬なども使用出来ますが、人によってはアレルギーがあったり逆に痒みを感じるという事もありますのでご使用の際はお気を付け下さい。
保湿が大事!
乾燥ニキビと保湿についてはとても重要とされる関係性があります。
乾燥肌ですと、肌バリア機能も通常より著しく低下しています。その肌バリアを強化するためにも保湿は大切な事であり、徹底的に保湿ケアをする事で乾燥ニキビの対策にも効果が考えられると判断して間違いありません。
ではどのような保湿ケアが大切になるのか。
ただ化粧水をバシャバシャ付ければ良いものではありません。できるだけ肌への刺激が少ない成分のものを使い、化粧水だけというよりはパックなどで日々しっかりとした保湿をし、パックの後はノンオイルのローションや乳液等でケアを忘れずにしましょう。
保湿ケアは日々の積み重ねが大切になるのです。
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化粧水で保湿する
乾燥ニキビと化粧水には密接な関係があります。
化粧水はただ付ければ良いというものではなく、間違った付け方をする事でせっかくの保湿効果がある化粧水も逆にニキビの元である乾燥肌の原因となってしまうのです。
そして、化粧水はさっぱりタイプよりはしっとりした保湿タイプを選ぶようにして下さい。
出来れば界面活性剤が入っていないものだと尚良いです。
乾燥肌に大切なのは保湿になります。
付けてそのまま化粧水の水分が蒸発や乾燥しては化粧水をつけていないのと変わりません。付けた化粧水の水分や良い成分をどれだけ肌に吸収させて水分量を保てるかが大事なのです。
ちゃんとした化粧水選びと付け方をする事で乾燥肌を防ぎ、乾燥ニキビをも防ぐ対策になるのです。
馬油は効果的?
馬油は様々なものに効果があり、皮膚の万能薬と言われる事もあります。
もちろんニキビにも効果がありますが効果が賛否両論という事もあるのでなかなかニキビに馬油が効果的というのは知られていません。
なぜ効果が賛否両論かと言うと、ニキビ全般に効くわけではなく、効果がある人が決まっているからです。
では、どんな人になら効果があるのかというと、乾燥肌が原因でニキビが出来る方です。その事から近年乾燥ニキビと馬油について話題になる事もちらほらと見かけられるようになり始めました。
馬油が乾燥ニキビに効く理由としては馬油自体が名前からもわかるように油っぽいものなのでニキビに付ける事でうるおいができ、少量塗る事でニキビが回復へと向かいます。
逆に他のニキビに効果がない理由としては、馬油は皮脂成分が多いので、皮脂の分泌が多い事が原因でニキビになる方には逆に悪化させる原因となってしまうのです。
やっぱり薬が良い?
乾燥ニキビと薬についてですが、実は意外な事に乾燥ニキビに限らず市販されているニキビ薬ではニキビは治らないとされています。確かに治る人もいますが悪化する人も多く、特に乾燥ニキビなどの大人ニキビにはほとんど効果がないのが現状です。
では皮膚科で処方された薬なら効果があるのかというと、こちらも絶対すぐに治るというものではありません。
皮膚科で処方された薬には炎症を抑える効果しか入っていないので、すぐ効く人もいればやはり治るまで時間がかかる人もいます。
また、皮膚科で処方された薬ならニキビ痕にならない、もしくはニキビ痕を防いでくれるという方もいらっしゃいます。しかしそれは少し間違っていて、確かにニキビ痕にならない可能性は高くなりますがニキビ痕そのものに効くものではありませんのでご注意下さい。
更に処方された薬によっては副作用が出る方も多く、その症状としては痒みや赤くなるなどの他に乾燥も挙げられますので乾燥ニキビにお悩みの方は少し注意が必要になります。
なので最近では乾燥ニキビに悩まされる方には刺激や副作用の少ないジェルタイプの薬がオススメされています。
皮膚科について
先程も少し触れましたが乾燥ニキビで皮膚科に行かれる方も年齢問わず多いかと思います。しかし思ったより高い診察料を払うわりには皮膚科で処方された薬が全然効果がないという事が以前から多いです。
最近ではディフェリンゲル等の効果が高い薬も処方され始めましたが、効果が高いぶん副作用も強くニキビが治りかけても赤みが残ってしまったり、乾燥肌が悪化して新しく乾燥ニキビが出来てしまったりと評判はあまり良くありません。
なので乾燥ニキビで皮膚科に行かれる場合は、その時その時で行くよりは定期的に行って肌の状態を診てもらいつつサプリメントの処方をしてもらうなどする事で慢性的な乾燥ニキビの対処に繋げる事が出来ます。
ですが、やはり乾燥ニキビの改善を目的とする場合はよほどひどい時にだけ皮膚科を受診し、後は日々の保湿ケアや洗顔やスキンケアの見直しと改善が一番でしょう。
乾燥ニキビの原因と治し方は?【十分な保湿を!】のまとめ
乾燥ニキビは、洗顔で必要な皮脂を落としすぎたり、摂取する水分が少ないなどが原因で、肌が乾燥することにより皮脂が過剰に分泌することで発生すると言われています。乾燥ニキビで悩んでいる方は、洗顔方法を見直したり、スキンケアも保湿重視で行いましょう。乾燥肌を防ぐことが、乾燥ニキビの防止になります。
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