10Oct
暑さや紫外線……過酷だった夏を超え、ほっとひと息つく秋。ただ、気温は下がっても、美容面でまだまだ油断できない季節です。特に、夏の間に受けた肌のダメージは秋に表面化します。夏に受けたダメージを改善するために、効果のある方法はどのようなものがあるでしょうか。
秋のスキンケアは、ターンオーバーの改善が大切なポイントとなるでしょう。ターンオーバーを整えることが、肌のゴワつき感やくすみなど、秋の肌のお悩みにアプローチできるでしょう。そこでターンオーバーを促すポイントをご紹介していきます。
肌のゴワつきは入念な洗顔とピーリングで
秋の肌は、ターンオーバーの乱れによりゴワゴワしがちです。
肌の表面がザラザラとしていたり、ゴワゴワを感じたりする場合には、古い角質が蓄積されている可能性があります。
角質を除く方法としては、簡単なものでは「ピーリング」があります。
市販のピーリング剤を週に1回程度使用することで、肌のゴワつきは軽減されます。
ピーリングが肌に合わない場合には、毎日の洗顔で角質をケアするのがおすすめです。
スチーマーやホットタオルを当ててから、オリーブオイルやホホバオイルでメイクを浮かし、拭き取ります。
その後、よく泡立てた石鹸の泡でやさしく洗います。
オイルが穏やかに角栓を除くため、繰り返すうちにザラザラが改善されます。肌の表面に残った古い角質層は、肌のターンオーバーが活性化されることで剥がれ落ちます。
ピーリングを行わずにターンオーバーをサポートする方法は、次項を参照してください。
くすみ肌改善には、肌のターンオーバーを促す
くすみを改善するためには、肌のターンオーバーを正常にしてあげることが大切です。
肌の生まれ変わりをサポートして美肌に
人の肌は4層から成り、1番下の層で生まれた細胞が肌の表面(角質層)へと押し上げられていきます。
この、生まれた細胞が角質層で垢となり剥がれ落ちるまでの期間が「ターンオーバー周期」。この周期が28日前後だと、ターンオーバーがしっかりと行われていることになります。
ターンオーバーの周期が延びると、本来は剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残ってしまいます。すると、肌は新しい細胞に入れ替わることができないため、角質層のバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると、肌の乾燥やニキビなどの肌トラブルが引き起こされます。
くすみは、肌の表面の剥がれ落ちるべき角質により引き起こされています。剥がれ落ちるべき古い角質は、通常の角質よりも黒い色をしています。そのため、角質が肌に残ってしまうと、肌がくすんで見えるのです。
従って、くすみを改善するためには、肌のターンオーバーを促してあげることが効果的と言えます。
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良質の睡眠が不可欠
ターンオーバーは、睡眠中に活性化すると言われています。入眠から3~4時間経つと、新陳代謝を活性化させる成長ホルモンが分泌され、ターンオーバーが促されるためです。そこで、まとまった時間の深い睡眠を確保することが大切です。
高価な基礎化粧品を使用していても、睡眠をおろそかにしていては意味がありません。
美しい肌を保つためには、質のよい睡眠が不可欠です。
入浴で血行を促進
肌の血行が悪いと、ターンオーバーも鈍くなります。
肌の血流をよくするためには、質のよい睡眠の他、栄養をしっかりと摂取することが大切です。
さらに、お風呂はシャワーで済まさず、湯船に浸かって身体を温めるようにしましょう。
ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、副交感神経が活性化され、リラックスモードになります。副交感神経が優位になると、入眠しやすくなります。お風呂から上がったら、身体が温かいうちに布団に入るのがおすすめです。
保湿と保護を忘れずに
秋のスキンケアでは、くすみやゴワつきケアとともに、保湿と保護を行うことがポイント。
おすすめは美白ライン。シミはできる前にケア
秋は、夏に受けた肌のダメージが表面化する季節。
紫外線によるダメージが残っているため、シミやそばかす予防のために美白ケアを重点的に行いましょう。
化粧水は美白効果の高いものがおすすめです。さらに、化粧水の後にクリームなどで肌に蓋をして、潤いを逃さないようにしましょう。
夏が終わっても忘れない。紫外線対策はマスト
秋になると、つい忘れがちなのが紫外線対策です。気温は下がっても、紫外線量はまだまだ多いため、日焼け止めを使用するなどして日焼けを予防しましょう。
秋以降に毎日使用する日焼け止めは、SPF20・PA++程度で十分です。日焼け止めを使用することに抵抗がある人は、UVカット成分入りの乳液などもおすすめです。
秋のスキンケアのポイントとは?【くすみを改善して美肌を目指す!】
過ごしやすい季節は、外出の頻度も増えるはず。外に出る時は、紫外線対策を忘れずに行いましょう。また、季節に合わせた適切なスキンケアが、美肌を保つためのカギです。夏のダメージを蓄積した秋の肌のスキンケアも、ポイントをしっかりと押さえて。自身の肌と向き合いながらダメージを修復して、乾燥しやすい冬に備えましょう。
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