15Nov
腕の毛が濃くて気になる、または自己処理が面倒など、医療脱毛をしたいと考える理由は人それぞれです。腕は比較的自己処理がしやすい部位ですが、毛が生える度に処理をすることは、なかなか手間のかかる作業といえます。そうした煩わしい手間を解消するには、医療脱毛を検討することもひとつの方法です。
医療脱毛に興味はあっても詳しい知識がなく、実際に施術を受けるまでに不安を感じる人もいるかもしれません。そこで今回は、気になる医療脱毛の費用相場や、脱毛を行う際に注意したいポイントやメリットもまとめて紹介します。後悔のない選択をするためにも、ひとつずつチェックポイントを見ていきましょう。
クリニックで腕を医療脱毛するメリット
ここでは、医療脱毛を行うことで得られる代表的なメリットを3つ紹介します。
まず
ひとつ目は「面倒な自己処理から解放される」という点です。
腕の毛は脚や背中などに比べて、比較的自己処理が行いやすいパーツです。しかし、簡単に自己処理がしやすい分、間違った処理を行っている人も少なくありません。
例えば、カミソリの刃を強く肌に当てていたり、毛を剃った後にそのまま肌を放置してしまったりすると、炎症や埋没毛などの肌トラブルを引き起こす原因につながります。
クリニックで医療脱毛を行うと自己処理の手間が省けるだけではなく、こうした肌トラブルのリスクを減らせることが、大きなメリットです。
2つ目のメリットは「自分では見えない部分まできれいに処理が行える」という点です。
自己処理だとどうしても見落としがちな二の腕の裏側や利き手のむだ毛も、医療脱毛ならしっかり処理できます。
今まで恐る恐る腕のむだ毛を処理していた不器用さんも、クリニックなら安心して任せることができるでしょう。
3つ目のメリットは「自己処理による肌トラブルの改善」が期待できるという点です。
間違った自己処理を繰り返すと肌が傷んでしまい、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因になります。
特に敏感肌の人は、むだ毛の処理を行うたびにプツプツと毛穴が炎症を起こしたり、肌トラブルに悩まされたりしているケースも少なくありません。こうした自己処理による肌トラブルが起きている場合、医療脱毛に切り替えることで肌の状態を改善できる可能性があります。
医療脱毛は医師の管理下のもとで行われるので、万が一施術により肌トラブルが起きた場合にも、適切な処置を施してもらえる安心感が魅力です。肌トラブルが気になるという人ほど安易に自己処理を続けずに、医師に相談したうえで医療脱毛を検討してみることがおすすめです。
目につきやすい腕!脱毛するとおしゃれがもっと楽しくなる
腕のむだ毛は人目につきやすく、頻繁に自己処理を行う女性も少なくありません。しかし、毎日のように自己処理を行っていると、次第に肌を傷めてしまったり、毛穴の炎症や色素沈着などの肌トラブルを引き起こしたりする可能性があります。
こうした肌トラブルが起きると、余計に自信がなくなり、腕の露出をためらってしまう女性も多いでしょう。
しかし、夏は海やプールに出かけて水着になったり、ノースリーブでおしゃれを満喫したりする機会も多い季節です。せっかくの夏を後悔せず心から楽しむためにも、適当な自己処理は避けることがベターです。
特に、手軽に処理を行いやすいカミソリは間違った使い方を続けると、肌を傷めてしまうリスクが高い方法です。
カミソリはスーパーやドラッグストアで簡単に手に入れやすく処理方法も簡単なため、多くの人が実践している除毛方法のひとつです。しかし、カミソリは毛を剃るときに皮膚の角質までも同時に削ってしまうというウィークポイントがあります。
肌の角質が削れると乾燥を引き起こしやすくなったり、肌荒れやカミソリ負けの原因になったりするので十分な注意が必要です。そのため、カミソリで自己処理を行う場合は、摩擦を軽減するシェービングクリームを塗布したり、処理後にしっかり保湿を行ったりなど、万全なケアを行うことが重要です。
自己処理の方法に自信がないという場合や、カミソリによる肌トラブルに悩んでいる場合は、クリニックで医療脱毛を受けることもひとつの選択です。ツルツルの肌を手に入れることで自信が生まれ、おしゃれの幅もぐんと広がるでしょう。
腕の医療脱毛!脱毛回数やプランをチェック
医療脱毛を行う時に気になるポイントといえば「費用」でしょう。医療脱毛は一度きりの施術で終わるケースは少なく、複数回セットで行うことが一般的です。
セットやプラン内容によって料金に差があるので、しっかりカウンセリングで費用を確認しておくことが肝心です。
腕の脱毛は、ひじを境目として「ひじ上」と「ひじ下」に区分されます。比較的人目につきやすい「ひじ下」のみの脱毛を行うか、または「腕全体」の脱毛を行うかは、その人の希望に合わせて選択が可能です。
ひじ下のみの脱毛を行う場合は、1回の処理にかかる時間は平均20分~30分程度です。クリニックの場合、1回ずつの料金設定がされているケースは少なく、5回~6回分がセットになっていることが一般的です。費用はクリニックにより差がありますが、だいたい5回の脱毛処理で4万円程度が相場といわれています。
腕全体の脱毛処理を行う場合は、1回の処理にかかる時間は平均50分~1時間程度と、ひじ下のみの処理に比べて長い傾向です。ひじ上・ひじ下の処理に加えて、手の甲や指の処理もプラン内容に含まれている場合、平均相場は7万5000円程度といわれています。
こうしたセットプランがないクリニックの場合は、ひじ上5回で4万円、ひじ下5回で4万円、合計5回の施術で約8万円程度の費用が相場となります。
金額だけを見るとどちらも腕全体の処理で5000円程度の差に見えますが、セットの場合は手の甲や指の処理も料金に含まれているので、指先まで美しい肌を目指すなら、セットプランを選択したほうがお得でしょう。
腕の脱毛は痛い?リスクも合わせて解説
初めて腕の医療脱毛を行う場合は「痛みがあるの?」という不安で頭がいっぱいになる女性も多いでしょう。
腕の毛は薄く産毛のような状態の人も多く、デリケートゾーンなどの脱毛に比べると、痛みを感じにくい部位といわれています。しかしその分、毛の1本1本が細いため効果が薄いと感じるケースもあるようです。
腕の細い毛を処理するには、ダイオードレーザーを使用することがおすすめです。
クリニックで使用されることも多いアレキサンドライトレーザーは、どちらかというと普通~剛毛の脱毛に効果を発揮しやすい方法です。
腕のむだ毛は色素の薄い毛が多く、どんな毛質にでも対応できるダイオードレーザーが適しています。ダイオードレーザーは痛みも感じにくいことも特徴で、脱毛初心者の人にもおすすめの方法といえます。
それから、痛みに関する悩み以外では、処理後に「毛が濃くなるのでは?」という不安を持つ人も多いかもしれません。
脱毛後に毛が濃くなるという症状は「硬毛化」や「増毛化」と呼ばれており、脱毛の副作用のひとつです。
脱毛処理を行うことで毛穴が活性化されることもあるので、こうした症状が引き起こされる可能性は「絶対にない」とは言い切れません。しかし、ほとんどの場合は実際に毛が増えたわけではなく、硬毛化により「毛が濃く見えているだけ」というケースが多いようです。
硬毛化の症状に気がつくのは、施術から1カ月後~3カ月経った後が多いといわれています。そのため、脱毛処理を行ったしばらくの間は、硬毛化が起きていないか状態をよく確認することが肝心です。
こうした硬毛化のリスクを防ぐには、高い知識と技術力を持ったクリニックを選ぶことが大切になります。
もしも施術や硬毛化に対して不安がある場合は、初回のカウンセリングでしっかり医師にその旨を伝えておきましょう。知識と経験が豊富な医師であれば不安点や疑問点にしっかりと答え、その人の毛質や肌質に合った最適な脱毛計画を提案してくれるはずです。
クリニックで腕を医療脱毛!注意点が知りたい
クリニックで腕の脱毛処理を受ける場合は、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
まず気をつけたいのが「脱毛処理を始める時期」についてです。意外と見落としがちなポイントですが、医療脱毛は施術を始めるタイミングをしっかり見計らうことが重要です。
腕を露出する夏のシーズンになり、慌ててクリニックに駆け込む人は少なくありません。しかし、紫外線が強い夏の時期は、実は脱毛処理に適していない季節です。
医療機関で行われるレーザー脱毛は、毛根に光を照射してダメージを与えることでむだ毛を処理する仕組みになっています。そのため、肌へのダメージを軽減するために、多くのクリニックでは処理後にクールダウンの措置を取ります。しかし、それでもダメージがすべて取り除けるというわけではありません。
脱毛によるダメージが残っている状態で強い紫外線を浴びてしまうと、肌がやけどを起こしたりシミができてしまったりする原因になります。
こうした肌トラブルを防ぐためにも、脱毛処理は紫外線量の少ない秋~冬にかけて始めることがおすすめです。どうしても夏の季節に脱毛を行いたいという場合は、医師としっかり相談をしたうえで、十分な紫外線対策を並行して進めるようにしましょう。それから、腕全体を脱毛したい場合でも、肌の部位や状態によっては「施術を受けられない」こともあります。
特に、二の腕の内側はむだ毛が少ない人も多く、痛みを感じやすい部位です。照射をする必要がないとクリニックが判断した場合は、施術をしないように提案される場合もあります。特にむだ毛が気にならないという場合はクリニックの指示に従い、無理に施術を受けないことがベターでしょう。
施術前の自己処理方法!肌を傷めないように注意
脱毛処理を受けるときには、前日までにむだ毛を自己処理しておくようクリニックから指示されることが一般的です。むだ毛を自己処理するときには、肌への負担が少ない方法を選ぶようにしましょう。
肌に優しい処理方法としては、電気シェーバーがおすすめです。電気シェーバーは刃が肌に直接触れない設計なので、肌を傷つけてしまう心配がありません。電気シェーバーには顔用とボディ用の2種類がありますが、腕などの広範囲に使用する時は、ボディ用を選ぶとスピーディに処理ができるでしょう。
それから、自己処理を行う場合に注意したいのが、そり残しについてです。そり残しが見つかると、最悪の場合脱毛処理を受けられないケースもあるので十分注意しましょう。
特に肩付近や手首周りは、そり残しが発生しやすい部分です。処理後に毛が残っていないか、隅々まで確認しておきましょう。そり残しのチェックは、明るい室内で行うことがベターです。手鏡を使うと確認しづらい腕の外側までしっかりチェックできます。
手首などの処理がしにくい部分は、顔用の電気シェーバーを使用することもおすすめです。顔用シェーバーはヘッド部分が小さく、細かい部分まできれいに処理できます。
自己処理を終えた後は、きちんと保湿ケアを行うことも重要です。保湿ケアには抑毛ローションを使用することもおすすめ。抑毛ローションなら保湿とむだ毛を同時にケアできます。
抑毛ローションは大豆を原料にして作られた製品が多く、植物由来のため肌に刺激が少ないことが特徴です。しかし、いくら肌に優しいという表示があっても、必ずしも自分の肌に合うとは限りません。脱毛処理の前に肌トラブルを起こさないためにも、パッチテスト行ってからの使用がおすすめです。
こんな肌には照射できない場合も!
理想の肌が手に入る医療脱毛は、多くの女性に支持されています。しかし、なかには肌の状態が不安定で、施術が受けられない人もいます。特に10代~20代の人に多い症状が「毛孔性苔癬」です。毛孔性苔癬とは、肌に近い色や赤みがかったできものがブツブツと肩から二の腕にかけてできてしまう皮膚疾患のひとつです。
二の腕以外にも、太ももの内側や膝下に発症する場合もあります。この症状が起きてしまう原因は、肌表面の角質にあります。良好な状態の肌はターンオーバーと共に、古い角質がポロポロとはがれ落ちていきます。しかし、ターンオーバーが乱れていると古い角質がたまり、次第に毛穴をふさいでブツブツとしたできものが発症してしまうのです。
この毛孔性苔癬は、敏感肌の人や、ややぽっちゃり体型の人に多く見られる疾患で、時間の経過と共に自然に消失するケースもあります。
症状が軽い場合はクリニックの判断により、施術を受けられる場合があります。しかし、レーザー照射の光により、やけどなどの深刻な肌トラブルを引き起こす可能性があるので、施術を受けることはリスクを伴うでしょう。
特に、ブツブツの色が濃かったり、症状が重かったりする場合は施術を受けられない可能性が高いかもしれません。
毛孔性苔癬の症状がある場合は脱毛クリニックを受診する前に、まず皮膚科で医師に相談をしてみることがおすすめです。脱毛は少なからず肌へのダメージを与える行為です。肌の状態が万全ではない時は無理をせず、コンディションを整えることに集中しましょう。
腕を医療脱毛でケア!【ノースリーブに自信も】のまとめ
このように、腕の医療脱毛を行うにはさまざまな注意点が存在します。特に、施術にかかる費用や回数はクリニックによって異なるので、しっかりプラン内容を確認し、疑問点を解消しておくことが大切です。それから、実際に施術を受けるときは、自己処理の方法に注意することも肝心です。気持ちよく施術当日を迎えられるように、きちんとむだ毛の処理を済ませておきましょう。
また、肌の状態が万全ではない場合は、コンディションを整えてから医療脱毛にチャレンジすることがおすすめです。こうしたポイントを踏まえて脱毛をすることで、ノースリーブ姿の自分をもっと好きになれるはずです。
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