10Jun
リコピンで美白になるためには、どのくらいの摂取量が効果的なのでしょうか。また生トマトだけではなくジュースやスープなどの加熱、調理してもリコピンは効果的に摂取でき美白効果も期待できるのでしょうか?
リコピンは美白効果があるといわていますが、その要因になっているのが強い抗酸化作用です。トマトの赤い色素には酸化に強いパワーを持っていて、紫外線などで活性酸素が発生しても、それをリコピンが酸化を防いでくれるので美肌の効果があるといわれています。トマトからだけではなくジュースからも摂取できます。
リコピンとは?
最近耳にする機会も増えた『リコピン』ですが、リコピンとは何か知っていますか?
リコピンとは、トマトなどの『赤色の色素』のことです。
一時期『トマトダイエット』というのが流行したのを覚えていますか?それは、リコピンに含まれる、脂肪を蓄積させる『脂肪細胞の働きを抑制する』というダイエット効果によるものです。
リコピンには代謝を促進させる効果もあるため、健康に痩せられるダイエットとして流行したのです。リコピンにはダイエット効果の他にも様々な効果があります。
その一つが健康に対する効果です。
リコピンには、
- 悪玉コレステロールの酸化を抑制し
- 動脈硬化などの生活習慣病を予防する
という働きがあります。
これは、リコピンの持つ『強い抗酸化作用』によるものです。わたしたちの体は、日々ストレスにさらされて酸化していきます。
酸化とは錆びるということで、放っておくと肌や細胞がどんどん老化していくだけでなく、免疫力もなくなって体調を崩すことも多くなっていきます。
リコピンは、そんな恐ろしい体の酸化を防ぐことが出来るのです。
リコピンの美白効果は?
リコピンには、体の錆びつきを予防する『強い抗酸化作用』があります。
その強さがどのくらいなのかというと、
カロチンのおよそ2倍、美容ビタミンと言われるビタミンEのなんと100倍もの抗酸化能力
があるのです。
これには驚きですよね!
リコピンになぜ『美白効果』があるのかというと、それは2つあります。
1つ目は抗酸化作用によって『活性酵素を除去する』ということ。
活性酵素はストレスやタバコ、紫外線を浴びることでどんどん増えていきます。
これらはメラニン色素が生成される過程で増えるのですが、リコピンはこのときに発生する活性酵素を除去する働きがあります。
活性酵素を放っておくとくすみの原因になります。
参考⇒肌のくすみの原因は紫外線?【コントロールカラーで対策!】
そして2つ目は、『メラニンを作らせない』ということです。
リコピンは、メラニン色素の生成に欠かせないチロシナーゼという物質を抑制してくれるのです。チロシナーゼがなければメラニン色素は作れません。メラニンはシミやそばかすの原因となります。シミ・そばかす・くすみを防ぐので、リコピンには美白効果があるのです。
トマト以外で摂取できる?
リコピンと言えばトマト、トマトと言えばリコピン、というくらい強いイメージがありますが、リコピンはトマトにしか含まれていないのでしょうか。
そんなことはありません。
リコピンは、トマトの他にもスイカ・ピンクグレープフルーツ・柿・あんず・パプリカなどに含まれています。
これらに共通していることとは何でしょう?それはズバリ、『赤いもの』という点です。
リコピンは赤色の色素なので、トマト以外にも赤い野菜やフルーツには含まれているのです。
赤い野菜といえば、トマトの他ににんじんを思い浮かべる人も多いと思います。しかしにんじんの赤い色はリコピンではなくカロテノイドという色素によるものなのです。通常スーパーなどに出回っているにんじんは西洋にんじんなのでリコピンは含まれていませんが、『本紅金時』という種類のにんじんにはリコピンが含まれているそうです。
本紅金時は、通称『大阪にんじん』や『京にんじん』と呼ばれているものです。
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効果的に摂取するには?
では、リコピンを効果的に摂取するためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
どうせ同じ量を摂るのなら、効果的に摂りたいと思いますよね。
実はリコピンは、『生より加熱したもの』のほうが吸収率が良くなると言われています。ですから、生のトマトよりはトマトジュースやトマトピューレ、トマトケチャップなどのほうがリコピンを効果的に摂取出来るということです。
また、リコピンには『油に溶けやすく熱に強い』という性質があります。
つまり、トマトソースにしたりオリーブオイルと組み合わせたりすると、より吸収率が高まるということです。
トマトソースのパスタなどがおすすめですね。スープなどにしても良いと思います。
ただ、毎日トマトやトマト料理を食べるのはなかなか大変ですよね。そんなときは、手軽に摂取できるサプリメントがおすすめです。
時間のないときや、トマト料理に飽きたときにはサプリメントも上手に使ってみてください。
トマトジュースでは?
リコピンには、高い抗酸化作用、美白効果があるということは先ほどお話ししましたね。
次の項目で詳しく説明しますが、リコピンの効果的な摂取量は1日あたり15mgと言われています。日々強いストレスにさらされている人やタバコを吸う人は、もっと多く必要とも言われているのです。
リコピン15mgとは、大きめのトマト2個分に相当します。
トマトが好きな人ならいいですが、毎日トマトを2個以上食べ続けるのは大変だと思います。
そんなときにおすすめなのがトマトジュースです。
先ほどもお話ししたとおり、リコピンは生のトマトよりも加熱処理したものに多く含まれています。
トマトジュースなら、約1本(200ml)で20mgほどのリコピンを摂取することが出来るのです。1日11本で良いですし、トマトジュースにはリコピンの他にもビタミンやミネラルも含まれていますね。トマトジュースなら、美白成分でもあるアルブチンと同じくらいのメラニン抑制力を誇るリコピンを効率的に摂取できるというわけです。
トマトジュースを選ぶときは、無糖・食塩不使用のものにしましょう。
効果的な摂取量は?
リコピンは1日あたり15mgが目安量であると言われています。
リコピン15mgとは、
- 大きめのトマトなら2個
- トマトジュースで1本(200ml)
- ミニトマトで17個
- ケチャップやピューレで大さじ4杯とちょっと
- ホールトマトで1缶弱
です。
短期間なら難なく実践できそうですが、何ヵ月も、と言われるとどうでしょう。毎日これらのトマトを食べ続けないといけないと言われたら、なんだか逆にストレスが溜まりそうですよね。
そんなときにはサプリメントに頼るのも1つの方法ですよ。おすすめは、芸能人の方も愛用している『夜スリムトマ美ちゃん』というサプリメントです。トマトのリコピン成分をぎゅぎゅっと一粒に濃縮しているので、いつでもリコピンを摂取できちゃいますよ。
自分のやりやすい方法でリコピンを摂取して、美白・美肌を手に入れましょう!
リコピンには美白効果があり!【トマトジュースで摂取できる?】のまとめ
トマトに含まれるリコピンは美白だけではなく、健康やダイエットにも効果的です。毎日多くのトマトを食べるのは大変なので、トマトジュース(無塩、無糖、無添加)などで効率的に摂取するのが良いでしょう。
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