19Jun
日本で古くから用いられてきた「椿油」ですが、髪の毛の艶出しなどヘアケアに多く使われる油として聞いたこともあるのではないでしょうか?「椿油」はヘアケアだけではなく、スキンケアにも使える万能オイルといわれており、オイル美容の流行に伴い、この椿油が再び見直されています。
「椿油」はオイル美容の中では、よく耳にするオイルですがべたつくというイメージをお持ちの方もいると思います。しかし「椿油」はそのような事がなく使いやすいオイルです。ここでは、椿油の効果的な使用方法についてご紹介します。艶やかな髪と、健やかな頭皮のために、椿油を使ったケアにトライしてみませんか?
椿油がヘアケアに適している理由
椿油と言えば、言わずとしれたヘアオイル。なぜ椿油がヘアケアに用いられてきたのでしょうか?
空気に触れても乾かないから、しっとり!
空気に触れても酸化せず、乾燥しない油を「不乾性油」と言います。椿油は、この不乾性油の1つ。
薄く塗布しても乾かず、液状を維持するため、肌や髪に塗ると水分の蒸発を防ぎ、肌や髪を乾燥から守ります。
人の肌になじみやすい
椿油には、「オレイン酸」がたっぷりと含まれています。
椿油の成分の大半を占めるオレイン酸は、人の皮脂にも含まれる成分です。そのため、人の肌になじみやすいのが特徴です。
刺激も少なく、髪の毛や頭皮になじみやすいため、椿油はオイルマッサージやオイルパックにおすすめです。
また、オレイン酸は抗酸化作用が高く、乾燥から肌を守り、頭皮の皮脂バランスを整える作用が期待できます。
殺菌抗菌効果が高い
椿油には、サポニンと呼ばれる成分が含まれています。
このサポニンには、
- 殺菌作用
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
が期待できます。
これらの作用により、頭皮に雑菌が増えるのを抑制し、頭皮環境の悪化を防ぎます。
椿油でヘアケア
椿油と言えばヘアケア……というイメージがある程、古くからヘアケアやスタイリングに用いられてきたアイテム。
まずは、椿油を使用したヘアケアの方法をご紹介します。
ヘアパック
*蒸しタオルを1本、シャワーキャップを用意しておきます。
1)髪の毛が乾いた状態で、丁寧にブラッシングしておきます。
2)手のひらに椿油を取り、手のひらと指の間に広げます。
*ショートヘアの人は15ml、ミディアムでは20ml、ロングの人は20~30ml程度が使用量の目安です。3)髪を数ブロックに分け、ダメージが気になる部位を中心に髪の毛全体がしっとりするように椿油をなじませていきます。
4)蒸しタオルで髪の毛を覆い、シャワーキャップをかぶり、30分ほど置きます。
5)ぬるま湯で一度流してから、普段通りの洗髪をします。
6)タオルドライをしてからドライヤーで髪の毛を乾かします。
洗髪後の仕上げに、お風呂でトリートメント
椿油を使用した、洗い流さないトリートメントの方法です。
1)洗髪を行った後、洗面器に半分の高さまでお湯を入れます。
2)椿油を2~3滴加え、かき混ぜます。
3)椿油を加えたお湯を髪の毛にかけ、全体になじませます。
4)髪はすすぐ必要はありません。タオルドライの後に、ドライヤーで乾かします。
毛先のケアに
傷んだ毛先のケアにおすすめの方法です。
1)洗髪後、タオルドライで髪の水分をある程度除いておきます。
2)椿油を手のひらに取り、両手を合わせて伸ばして、毛先を中心に髪になじませていきます。
*ショートヘアの人は1滴、ミディアムの人は1~2滴、ロングヘアの人は2~3滴程度が使用量の目安です。3)手のひらに残っている椿油を髪の毛全体になじませます。
4)ドライヤーで髪を乾かします。
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頭皮を乾燥から守る、頭皮ケア
頭皮の毛穴をキレイにしつつ、頭皮を乾燥から守る、椿油を使用した頭皮ケアの方法をご紹介します。
1)髪が乾いた状態でブラッシングしておきます。
2)椿油を10ml程度小皿に出します。
3)椿油を指先につけ、少しずつ頭皮につけていきます。
4)指の腹を使いながら頭皮全体になじませていきます。
5)椿油を頭皮に塗った状態で5分程度待ちます。
6)ぬるま湯を少しずつ頭皮にかけ、全体をやさしくマッサージします。
7)ぬるま湯で頭皮を髪の毛をしっかりとすすぎます。
8)洗髪を行います。
スキンケアにもおすすめ!
椿油は、ヘアケアや頭皮ケアの他に、スキンケアにもおすすめです。
クレンジング代わりに
落としきれなくても肌に安心。低刺激のクレンジング剤として
1)手が乾いた状態で、椿油を10滴ほど手のひらに取り、顔全体につけます。
2)顔の中心から外側に向かって、指の腹で円を描くようにメイクになじませ、メイクを浮かせていきます。
3)ティッシュで軽く押え、油を拭き取ります。
4)洗顔料や石けんで洗顔をして、いつものスキンケアをします。
蒸しタオルを使って角栓ケア
*蒸しタオルを1本用意してから行いましょう。
1)クレンジング後に、顔全体に椿油をなじませます。目安量は4~5滴です。
2)小鼻を中心に、指の腹を使ってやさしくマッサージを行います。
3)蒸しタオルを顔にかけ、タオルが冷えきる前までを目安に顔を覆います。
4)洗顔料や石けんで洗顔を行い、いつものスキンケアをします。
椿油で行うオイル美容【髪の毛以外にも使える?】のまとめ
椿油は、他の美容オイルと同様、髪の毛や頭皮、フェイシャル部分にも使える便利なアイテムです。その抗酸化作用と抗菌作用から、ニキビ予防にも。肌の皮脂バランスを整え、健やかな肌に導きます。紫外線が強くなる春先から秋にかけては、スタイリング剤としても是非使用を。古くから愛されてきた椿油を、是非毎日のヘアケアやスキンケアに取り入れてみてくださいね。
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