10Nov
医療脱毛でムダ毛を処理しなくて済む生活を満喫したいというのが、多くの女性の本音なのではないでしょうか。医療脱毛の多くはレーザーを使ったものであり、レーザーが当てられた部位の毛は生えにくくなるのが特徴です。しかしどのパーツも同じ回数だけレーザーを当てれば良いというわけではなく、場所によってその照射回数は異なります。
医療脱毛の照射回数の目安について、パーツ別にどの程度かを解説していきます。同じ体毛でも濃さや太さに違いがありますから、その回数が異なるのは明らかです。適した回数を知っておけば、時間とお金の無駄をなくせることでしょう。
医療脱毛は痛い?効果の高さとは
脱毛には大きく2種類のタイプがあり、医療脱毛とエステ脱毛に分けられます。今回のテーマである医療脱毛は医療機関で行われる脱毛方法で、医者や看護師などの医療従事者が施術をしてくれるという特徴があります。
医療脱毛で用いられるレーザー脱毛の機械はエステ脱毛の機械よりもレーザー出力が強く、脱毛効果も高くなっています。そのため、医療脱毛を続けていくとムダ毛が半永久的に生えてこなくなるとされています。
医療脱毛をする際に知っておきたいことは、毛が生え変わるサイクルである毛周期です。毛周期には成長期、退行期、休止期があり、休止期の後は成長期となって、毛が生えるというサイクルが繰り返されていきます。
レーザー脱毛は毛が持つメラニン色素に反応するため、休止期で毛穴の中にメラニン色素を持つ毛母細胞がない場合は脱毛効果を得ることができません。つまり、毛周期を無視して施術をしても意味がなく、無駄打ちになる可能性が高いので注意する必要があります。
レーザー脱毛では、1回の照射で約20%程度の毛にアプローチできます。
そのため、各パーツ5回の照射プランを導入しているクリニックが多くなっています。毛周期は毛が生えるパーツによって若干異なるものの、平均するとおよそ2カ月〜5カ月程度が目安です。
毛周期のために1回のレーザー照射から次の照射までは一定の期間を開ける必要があり、5回ならおよそ1年半〜2年程度で永久脱毛が完了するという計算となります。
毛深さで変わる?医療脱毛の効果や回数
気になる体のパーツ別施術回数ですが、どのパーツにはどのくらいのレーザー照射が必要となってくるのでしょうか。
ワキはおよそ5~7回
ワキには体毛の中でも、かなり濃くて太い毛が生えてきます。そのためたくさん回数を重ねないと脱毛効果が得られないと考える人も多いかもしれません。
しかし、レーザーは毛のメラニン色素に反応することから、太くて濃い毛が生えるパーツでは比較的施術回数が少なくてもレーザーが効果的に作用します。ワキではおよそ5回~7回の施術で、毛量を大きく減らせられると考えられています。
膝下の目安は4~6回
人によっては膝下の毛も比較的太いものが生えているのではないかと思います。
膝下の脱毛目安回数は4回~6回と、平均的に若干少ない回数となっています。
Vラインの目安は5~7回
Iライン・Oラインの目安は6~10回
体毛の中でももっとも太い毛が生えているデリケートゾーンは、Vラインで5回〜7回、Iライン・Oラインで6回~10回程度がおおよその平均回数です。
IラインとOラインの回数に幅がある理由は、その部分の毛は濃いものの、毛根が皮膚の深くにあるためレーザーが届きにくいからと考えられます。
顔の目安は6~9回
顔に生えている毛を処理したい場合は6回~9回の施術が必要とされています。
腕の目安は4~6回
腕では4回〜6回が目安といわれています。これらの部分は比較的毛が薄いため、必要回数も増えていきます。
いずれの施術回数もあくまで目安であり、個人差があります。また、毛を減らすだけではなくツルツルにしたい場合は、さらに多くの回数を必要とします。
I・Oラインと顔は10回〜14回程度、そのほかの部位は10回〜12回と、およそ1.5倍の回数を重ねることが望ましいです。
医療脱毛or脱毛サロン!少ない回数で終わるのはどっち?
クリニックが近くにはなく遠くまで通いに行かなければならなかったり、忙しくて脱毛にかける時間がなかなか取れなかったりする場合は、できるだけ少ない回数で高い効果を得たいと考えるのは自然なことです。少しでも少ない回数で脱毛効果を期待したいなら、医療脱毛を選択するのが最適と考えられます。
医療脱毛を行うクリニックで5回〜6回プランを提示された場合、およそ1年半~2年くらいで完了することがほとんどです。毛の濃さや太さなどには個人差があるため効果は人によって異なりますが、上記の期間内で毛が気にならなくなる程度までは脱毛できるケースが多いです。
一方、エステサロンにて行う光脱毛は、照射出力が弱い機械を使用するため、医療脱毛と比べると脱毛効果は弱いといえます。こちらも個人差はあるものの、光脱毛で脱毛をしようと思うなら10回以上を3年~5年ほどかけて行う必要があります。
しかし、それだけの期間通ってやっと減毛したと感じるくらい効果が薄い場合もあるので、短期間でしっかりと脱毛したい場合は医療脱毛を選んだほうが良いといえます。
ですが医療脱毛にもデメリットがあります。それは、医療脱毛レーザーは威力が強いため、感じる痛みが強いこともあるということです。
レーザーの出力を弱めると感じる痛みは少なくなりますが、脱毛効果が思ったほど得られず、脱毛をしにクリニックに通う回数が多くなるというケースも出てきます。痛みと脱毛効果には密接な関係があるため、効果が高い医療脱毛にはそれなりの痛みが伴うことを覚えておいてください。
何を基準に選べば良い?照射回数を選ぶ際の注意点
医療脱毛を行う前に、クリニックからは医療脱毛について、またどのコースを選択するのかの説明を受けることでしょう。一度契約すると取り消したり変更したりすることは難しいため、契約する段階で最適なコースを選んでおく必要があります。
その際には、以下のことに注意しておきましょう。
施術回数と契約期間を確認!
医療脱毛のコースを契約する際には、施術の回数だけではなく「契約期間」にも注意してください。
毛には毛周期があるため、1回の施術から次の施術まで少なくともおよそ2カ月~3カ月は間を空ける必要があります。そのため、「1年5回コース」といった契約では、3カ月に1回通わなければならない部位であった場合、結果的に4回しか脱毛を受けられない可能性が高くなります。
せっかく高いお金を出しても5回施術を受けることができず、さらに脱毛するためには追加契約が必要になってしまい、費用がより多くかかるケースも出てくることでしょう。
回数だけではなく期間にも注意して契約するようにしてください。できるなら期間の明記はなく、回数のみでの契約が望ましいといえます。
追加料金の有無を確認!
また、クリニックによっては、追加料金が発生することがあります。
レーザー脱毛を効果的に行うためには、施術前に施術予定部位の毛を剃っておく必要があります。毛が長い状態だとクリニック側で剃ってくれることがあり、その際にシェービング料金が発生するかもしれません。
また都合が悪くなり予定日に施術ができないケースでは、キャンセル料などの追加料金を取られることもあります。
契約前にはこれらのことも確認しておくことが重要です。
照射回数は増やすべき?産毛の医療脱毛
医療脱毛は、そのメカニズムからメラニン色素が薄い産毛には効果が薄くなってしまいます。
産毛でも黒ければレーザーはきちんと反応してくれますが、色素が薄く金髪のようになっていればレーザーの反応は鈍くなることでしょう。メラニン色素がほとんどない白髪にいたっては、脱毛効果もまたほとんどないと考えられます。
そのため、高い効果があるとされるレーザー脱毛であっても、なかなか脱毛効果が実感できないことがあることを覚えておくと良いでしょう。
産毛の脱毛もしっかりと行いたい場合は、他のパーツよりも照射回数を多くする必要があります。照射回数を増やすことで、1回あたりに破壊できる毛根の数が増えるため、必然的に脱毛が進むと考えられるからです。
産毛が多いパーツとしては顔や背中などが挙げられますが、これらの部位に関しては一般的な5回コースだと少ない可能性があります。
産毛の場合、他のパーツよりもおよそ1.5倍〜2倍程度の回数を重ねることで生える毛が少なくなってきたことを実感できるでしょう。
このように、医療脱毛では成果の様子によって施術回数を柔軟に増減することも大切な要素です。毛の量や太さには個人差があるので、一般的な目安の回数では満足できなかったり、逆に少ない回数で十分な脱毛効果が得られたと感じたりすることがあります。
脱毛のために余計な時間や余分な費用を支払ったりすることのないよう、自分の毛の生え具合を日々しっかりと観察してみてください。
1回でも効果はある?医療脱毛をお試し
クリニックによっては、医療脱毛を広く知ってもらうためにお試しキャンペーンを展開しているところもあります。たった1回だけのお試しで何か効果が得られるのか疑問視する人もいるかもしれませんが、1回でも医療脱毛を試すことにはたくさんのメリットがあります。
例えば医療脱毛は効果が高く、1回の施術でおよそ20%の毛が減るといわれています。また、たった1回のレーザー照射で毛が生えるペースが遅くなったり、毛の生える密度が薄くなったりしたと感じる人もいます。
このように、一度だけのお試しでも脱毛効果を実感できる可能性は高いので、お試しキャンペーンを利用する価値は高いといえるでしょう。
ちなみに、エステサロンの光脱毛では、一度で毛が薄くなるのを実感する人は少ないといわれています。減毛効果しかなく、また減毛を実感するためにも数年を必要とする光脱毛では、一度だけのお試しで脱毛がどのようなものなのかを知ることは難しいでしょう。
実際に、医療脱毛を試すことで得られるメリットは毛が薄くなるということだけではありません。施術後は毛がどのように抜けるか、施術中にはどの程度の痛みを感じられるかなども肌で実感できます。
加えて、施術後にはどのようなことに注意しなければならないのかも知る良いきっかけとなります。レーザー照射後は保湿を中心としたスキンケアを行う必要があり、また、紫外線を避けなければなりません。
施術した当日は湯船につかることもNGとされているため、さまざまな角度から医療脱毛について勉強することができます。
医療脱毛を受けると毛は細くなるの?
エステサロンで行われる光脱毛(フラッシュ脱毛)には、減毛効果や毛が生えることを抑制する抑毛効果があるとされています。光脱毛には毛根の再生能力を弱める効果があるので、次回に生えてくる毛は細くなるといわれています。
クリニックで行われる医療レーザー脱毛は、光脱毛とは違い次回に生える毛が細くなるということはあまりありません。それは毛根自体を破壊するため、基本的にレーザーによって毛母細胞が破壊された毛根からは、毛が二度と生えてこなくなるとされているからです。
つまり、医療脱毛は減毛や抑毛効果ではなく、永久脱毛の効果が強いのです。
しかし、永久脱毛効果は成長期にある毛にしか反応しません。後退期や休止期の毛ではレーザーが毛根を破壊しきれないため、これらの時期の毛にアプローチするためには、何カ月間か間隔をあけて繰り返し照射する必要があります。
医療脱毛は毛を二度と生えさせたくない場合には有効ですが、やり方によっては毛量を減らすことも可能です。一度のレーザー照射でおよそ20%の毛が生えてこなくなるということを利用すれば、理論上3回程度の照射で毛の総量をおよそ半分以上減らせます。
そのため、毛を多少残したいパーツがあるという場合でも、医療レーザー脱毛は使い勝手があります。
パーツによって異なる!医療脱毛の適切な照射回数のまとめ
医療脱毛の施術目安回数を知ることは、お金と時間を節約するためにはとても重要です。私たちの体に生える毛はパーツによって濃さや太さが変わっているため、パーツ別に何回程度レーザー照射をすべきかも異なります。必要以上にレーザーを当てても意味がなく、不十分な照射回数では脱毛効果を思うように得られないこともあるので、クリニックを訪れる前に目安の回数は頭に入れておきましょう。
また、毛には毛周期があるため、いくつかのパーツを同時に脱毛しようと思っても、次回からはそれぞれのパーツごとに施術をする時期が異なるかもしれません。効果的に脱毛するためには守らなければならないルールがあります。それを守るためにはルールを事前に知っておく必要があるので、今回の記事を参考にして医療脱毛の効果を最大限に享受していきましょう。
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