12Jul
インナードライは乾燥が原因になっていることが多いですが、改善方法にはどのような方法があるでしょうか?洗顔後には化粧水をたっぷり使い保湿をしてインナードライを改善していきましょう。
インナードライの改善方法にはやはり乾燥対策を万全にすることがもっとも有効だと感じます。もちろん皮脂も気になりますが、洗顔などをしすぎると乾燥になりインナードライの原因を作ってしまいます。化粧水などで乾燥対策から始めましょう。
インナードライとは?
最近よく耳にするようになった『インナードライ』。
聞いたことのある人もいると思います。インナードライとは、どのような状態のことを言うのでしょうか。今回は、そんな『インナードライ』について、詳しく説明していきたいと思います。
インナードライとは、『肌の内側だけ乾燥している状態』を言います。
つまり、肌がつっぱったり乾燥している感じがするのに、肌の表面は皮脂でテカテカ…という状態です。
インナードライは、乾燥性脂性肌と呼ぶこともあります。
つまり、本当は乾燥しているのに、パッと見は脂性肌なのです。なんだか厄介な感じがしますね。このインナードライは、20代や30代などの割と若い世代に急増しているそうです。
インナードライの原因は?
インナードライの原因とは、一体何なのでしょうか。
インナードライの根本的な原因、それは乾燥肌です。
参考⇒乾燥肌は体質改善で治る?【化粧水やクリームの選び方は】
乾燥肌は、紫外線などの外的刺激や睡眠・食事などの生活習慣が大きく関係しています。
それらの刺激からお肌を守るために、お肌は頑張って皮脂を分泌します。皮脂はお肌にとって天然のバリアなのです。
しかし、ここからが問題です。
頑張って分泌した皮脂を、『脂性肌』だと勘違いしてあぶらとり紙を使ったり洗顔の回数を増やしたりしていませんか?
皮脂をとってしまうと余計に乾燥してしまうのです。それに気付かずに、出てくる皮脂を根こそぎ取ってしまう→余計に乾燥が悪化する、という『負のループ』にはまってしまうことが、インナードライの最大の原因なのです。
改善策は?
インナードライを改善するには、『皮脂対策』をやめて『乾燥対策』を徹底することです。
皮脂対策とは、あぶらとり紙の使用や洗顔の回数を増やすなど、『皮脂を取る』という行為のことです。
一方、乾燥対策は、洗顔の見直しや保湿重視のスキンケア、そして生活習慣の見直しです。空気が乾燥する秋~冬はスキンケアなどで乾燥対策をしている人は多いと思います。
では、汗をかいてべたつく夏場はどうでしょう。
暑いからと洗顔後はほったらかし、もしくは化粧水だけ、という人はいませんか?きちんとしたスキンケアをしないと、季節を問わずお肌は乾燥してしまいます。お肌の内側がしっかりと潤えば、自然と肌表面の皮脂分泌も落ち着いてくると思います。
自分で診断するには?
もしかしたら自分もインナードライかも?と不安に思う人もいると思います。
インナードライの特徴は、『乾燥している感覚があるのに触るとベタベタ』というところです。この感覚がある人は、おそらくインナードライでしょう。しかし、よく分からないという人もいますよね。実は、インナードライかどうかを知るためのセルフチェック方法があるので紹介しますね。
使うものはセロテープだけ。
- まず、セロテープを4センチメートルほど用意します。
- そのセロテープを左手の甲に貼り付けて、右手で3秒ほど押さえてください。
- そして一気に剥がします。
- このとき、剥がしたセロテープが白ければ白いほど、インナードライの可能性が高くなるそうです。
- ちなみに、セロテープに付いた白いものは角質層です。
簡単なので是非試してみてくださいね。
洗顔で気をつけることは?
インナードライの人は、洗顔のときどんなことに気を付ければ良いのでしょうか。
まずは洗顔料の選び方です。
洗顔料のタイプは、純石鹸をおすすめします。
肌に負担をかけない洗顔料を選ぶ必要があるからです。最もメジャーな洗顔料といえば、やはりチューブに入ったクリームタイプのものですよね。
しかし、このタイプには大抵『合成界面活性剤』という成分が配合されています。合成界面活性剤は汚れを落とす成分なのですが、肌に負担をかけてしまうのです。洗顔をするときはしっかりと泡立て、決してこすらないでください。
泡で撫でるように洗いましょう。
洗顔をするときの温度は、肌に負担のかからない30℃~35℃くらいが目安です。
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ニキビができやすい?
インナードライの人は、乾燥から肌を守るために皮脂分泌が活発になります。
そのため、比較的ニキビが出来やすいと言えます。いわゆる『大人ニキビ』が出来やすいのです。
ニキビが出来てしまうと、ニキビの原因である皮脂を取り除こうとする人が多いですが、それは間違いです。
インナードライの人のニキビ、すなわち大人ニキビの場合は、皮脂を取ることは厳禁とされています。なぜなら、皮脂を取ると乾燥がひどくなり、更に皮脂の分泌が活発になるからです。これでは、いつになってもニキビは改善されませんね。
インナードライのニキビを改善するには、保湿をしっかりとすることです。
このとき、油分の多い乳液は使わないほうが良いと思います。ニキビが出来ると化粧水はさっぱりタイプを使う人がいますが、しっとりタイプがおすすめです。
効果的なスキンケア方法は?
インナードライの人のスキンケアは、はっきり言って『スピード勝負』です。
どんなに肌にやさしい洗顔料で洗顔をしても、洗顔のあとは物凄いスピードで肌の水分が蒸発していきます。
洗顔で蒸発した水分を、いかに素早くフォロー出来るかがスキンケアのポイントです。洗顔が終わってから1分以内に化粧水をつけられるように準備しておきましょう。このことを踏まえると、お風呂での洗顔はあまりおすすめ出来ませんね。
また、スキンケアでは『保湿重視』を意識します。
油分の多い乳液は使わず、化粧水、美容液、そして最後にクリームで蓋をしましょう。化粧水だけではなく、きちんとクリームで蓋をして保湿成分を肌の奥までとどめておくようにしましょう。肌の内部が潤えば、インナードライは改善されますよ。
効果的な化粧水は?
インナードライの人は、どのような化粧水を選ぶと良いのでしょうか。
化粧水は、洗顔後のお肌に一番最初に使うものです。成分にはこだわりたいですよね。インナードライは肌の内側が乾燥しているわけですから、保湿成分が肌の奥まで浸透するものを選らばなければなりません。
低刺激のもの、アルコールフリーのものを選びましょう。セラミドなどの保湿効果の高いものも良いですね。
インナードライに着目した化粧水があるので紹介します。
それは、低価格で高品質を誇るオルビスの『アクアフォースローション』です。さっぱりとした使い心地なのに、しっかりと潤う化粧水です。わたしもここ数年ずっと愛用しています。値段も安いですし、詰め替え用は更に安く買えるのでリピートしやすいのも魅力の1つです。
化粧品は?
インナードライの人は、化粧品の選び方にも気を付けたいところです。
新たに化粧品を購入するときは、保湿力の高いものを選ぶようにしましょう。
また、『落ちにくい』化粧品は魅力的ではありますが、インナードライの人には不向きです。なぜなら、落ちにくい化粧品は、落とすときにしっかりクレンジングしなければならないからです。
落とす力に優れているのはクレンジングオイルですが、そのようなクレンジングは皮脂まで一緒に落としてしまいます。ですから、オイルタイプのクレンジングを使わなくてもすむ化粧品を探してみてください。落ちにくい化粧品は、それだけお肌にも負担がかかっているということです。
特にシリコン系合成ポリマーの含まれたものは負担が大きいのでやめましょう。ミネラル系の化粧品は、クレンジングなしでもきちんと落とすことが出来ますよ。
ファンデーションは?
日々の生活の中で、ファンデーションは欠かせませんよね。
ある程度の化粧は身だしなみでもありますから尚更だと思います。
個人的にはクレンジングを使わなくてもすむ『ミネラル系のパウダーファンデーション』がおすすめですが、必ずしもこの限りではありません。パウダーでもリキッドでも良いですが、油分の多いクリームタイプは避けたほうが無難ですね。
保湿効果のあるファンデーションを選ぶのもポイントです。
おすすめは『薬用クリアエステヴェール』というファンデーションです。こちらは、ナノ化したコラーゲンやヒアルロン酸が配合されていて、メイクをしながらしっかり保湿ができるという優れものです。
インナードライにならない対策法は?
では最後に、インナードライにならないためにはどうしたら良いのでしょうか。
シミやしわの原因ともなる『乾燥』に加え、『ニキビ』などの肌トラブルも絶えないインナードライ。出来ることならなりたくはありません。
インナードライにならないようにするには、普段からきちんと保湿をして『乾燥対策』を怠らないことです。
1年を通してしっかりと保湿をすることが大切です。
それから、一度生活習慣を見直してみてください。お肌には質の良い睡眠がとても大切です。特にお肌のゴールデンタイムと呼ばれている夜10時~2時の間は、ぐっすり眠っているように心がけましょう。睡眠や食事などの規則正しい生活は、肌だけでなく健康面からも推奨されています。
皮脂を取りすぎず保湿をしっかりとして日頃から、インナードライにならないように気を付けていきましょう。
インナードライの改善方法は洗顔?【主な原因は乾燥!】のまとめ
乾燥対策も重要な対策法ですが、その他、生活習慣をはじめとする睡眠や食事の改善なども取り入れていきましょう。
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