手汗を治す方法は？【ひどい場合は病気の可能性も！】

手汗の原因には生活習慣や精神的なもの、そして女性ホルモンのバランスの乱れがありますが、手汗を治すにはどのような方法があるのでしょうか？手汗がすごい、ひどい場合は病気の可能性も考えられますので、注意する必要があります。

手汗を治す方法を探す前にまずは手汗の原因を探す必要があります。手汗には精神的なものから病気まで色々とあり、軽いものまで生活に支障がでるまでと幅が広いのが現状です。？専用の制汗剤やジェルなどを使っても全く効果がない場合には、病院で診察を受けた方が良い場合があります、

手汗の原因は？

人と握手する時や手をつなぐなどするとき、手汗が気になりますよね。

手汗の原因って、そもそも何なのでしょうか？

調べたところによりますと、

精神的なストレス

緊張や不安等の心理的な原因

姿勢の悪さ

自律神経失調

ホルモンバランスの乱れ

など沢山あるようです。

参考⇒女性ホルモンの増やし方は？【豆乳や食べ物で不足を補う！】

ホルモンバランスの乱れは、女性は毎月顕著ですね。生理前や生理中に手汗がひどくなったりします。

もちろん、それだけではありません。

30代前の方は睡眠不足や不規則な食生活が原因になったりもします。40代からの方は更年期障害が心配になってきます。

その他にも、食事を摂るときに、

刺激の強い食べ物

熱いもの

辛いもの

甘いもの

脂っこいもの

などを好きで良く摂る方等は手汗の原因になったりしますし、後は肥満の方も皮下脂肪が多いと身体の放熱がうまくいかず、手汗がひどくなる事もあります。

その他に考えられる原因は実は多汗症で手汗がひどい場合もあるのです。

本人が気がつかない内に患っている事もあるかもしれません。

手汗を治すには？

緊張や不安、ストレスなどが原因の場合、手汗を治すには、手汗を気にしすぎないことと、生活リズムの改善です。

寝る前に温めのお風呂にゆっくり浸かり、テレビやスマホなどを控えて部屋の照明を暗めにして眠りに入りやすくし、深い睡眠をとることで副交感神経を活発にして自律神経を整えます。

そうすることでリラックスしやすくなるのです。

食事をなるべく身体に優しいものにして、きちんと朝、昼、晩とバランス良く食べられるようにするのも効果があります。

その他には軽い運動を取り入れると、身体のリズムが整いやすくなるので、軽いストレッチやウォーキング等をしてみるのもお薦めです。息切れをするほどの運動は逆効果なので気を付けましょう。

勿論、ダイエットにも有効なので皮下脂肪を減らして放熱循環をしやすくする事も期待できます。

根本的な生活を少し変えていくだけで改善される場合が多いです。なるべくリラックスできる環境作りをしていくと、手汗を治す近道になります。

止める方法は？

手汗を止める方法としては色々なものがあります。

制汗剤

やツボ押し

漢方薬を飲む等

です。

制汗剤はドラッグストア等で手軽に手に入るものから、美容クリニック等で診断してから購入するものまで様々あります。一般的な手汗用制汗剤は、即効性はありますが持続性があまりないので、その場ですぐに使いたい場合に適しています。

ツボ押しはすぐには効果を実感できませんが、継続することによって手汗が少なくなる効果があります。

合谷という人差し指と親指の骨の交わった部分にあるくぼみにツボがあります。押し込むように押してあげると効果的です。ツボ押しなら道具など要らないのでその場でできるのがメリットです。

漢方薬も色々な種類があります。

竜胆瀉肝湯（りゅうたんしゃかんとう）

大承気湯（だいじょうきとう）

などです。

漢方薬なのですぐには効果を実感できませんが、やはり継続して飲むことで改善される場合があります。

その他には、昔からある民間療法でミョウバン水を手に塗布する方法もあります。ミョウバン50グラムを1.5リットルの水に溶かした物を20倍から50倍に水で薄めて手に塗ります。

しかし、ミョウバン水は濃さの調整が難しく手荒れの原因になるので注意が必要です。

ドライオニックやボトックス注射等他にも方法はありますが、副作用があったりしますので自分に合った方法を探しましょう。

出ても大丈夫な対策は？

手汗が出ても大丈夫、これがあるから等の安心材料は沢山用意しておきたいですね。

手汗が出ても大丈夫な対策としては、

緊張

不安

ストレス

に負けない強い心を持つ事です。

手汗を気にしすぎて返って手汗がひどくなってしまう事もあるからです。気にせず、おおらかな気持ちでリラックスできる癖を身に付けましょう。

緊張してきたなと思ったら腹式呼吸でリラックスするのも1つの手です。

ゆっくり吸って、ゆっくり吐くを繰り返して頭ではなるべく物を考えないでリラックス出来れば、手汗もかなり押さえられるはずです。

また、毎日寝る前にイメージトレーニングをするのも効果があります。

成功する自分、堂々として自信に満ち溢れている自分をなるべく具体的に思い浮かべると、無意識に働きかけて普段も緊張せずにいられる時間が増え、手汗も少なくなってきます。制汗剤等も上手に取り入れると不安や緊張には効果的です。

手術で治療できる？

手汗は手術で治療できます。

しかし、副作用も多いので最後の手段として利用します。

ETS手術

内視鏡下胸部交感神経節切除手術という手術です。

脇の下から内視鏡を入れてする手術で短時間ですむ手術なのですが、交感神経を切ったり焼いたりして機能しなくする事で手汗の根本から解消する手術です。3割負担の方で約10万円位でできます。そんなに値段も張らなくて短時間でできるならやりたいと思うかもしれませんが、手術なのでやはり副作用があります。

手汗が出なくなると言うことは、その他の部分の汗が増えるということに繋がるのです。

これを代償性発汗と言います。

代償性発汗以外にも、徹底的に手汗を出ない状態にしているため、夏でもハンドクリームが必要になる程手が乾燥する人もいます。

私の知り合いの方も、手汗がひどくて悩んでいて、あまり考えずに手術をした方がいますが、こんなことになるなんて思わなかった、とても後悔しているとあかぎれの切れた手で言っている方もいます。

手術に踏み切る前に、一度冷静になって考える事はとても重要だと思います。

本当に最後の手段なのです。

制汗剤は効果的は？

制汗剤は世の中には色々なタイプのものがありますね。

スプレー

クリーム

ローション

パウダー

など仕様も幅広いです。

どの制汗剤が効果的なのでしょう。

すぐに落ちてしまうスプレーやパウダー等は持続性には問題があります。

手汗の場合はデオドラントや殺菌効果はあまり重要ではないので、制汗剤としてはスプレー、パウダーはあまり向いていると言えないのです。

実は直に塗るタイプのクリームやローションタイプの方が持続時間は長めなのです。

皮膚に浸透させて使うタイプなので、石鹸を使わない限り持続する物もあります。

効果的な制汗剤は皮膚科等で治療に使用されている塩化アルミニウムの入っているものが効果が期待できるそうですが、問題なのは汗腺を塞ぐ効果が高い塩化アルミニウムですが、水分と反応すると塩酸に化学変化してしまうので、そのままにしておくと荒れたり皮膚の捲れ等、肌への負担も高くなっています。

使用は短時間に納めて洗い流す等、医薬品なので使い方を間違えないように用法、用量を守って使用するのをお薦めします。

いくつかアイテムをご紹介！

まずは自宅でできる対策方法を試したい方にはおすすめアイテムをご紹介いたします。

フレナーラ

手汗対策用制汗ジェルです。

手汗の原因であるエクリン線に作用するよう薬用ジェルが汗腺に浸透し、気になる手汗を防いでくれます。

farine(ファリネ)

「手汗」の為に開発された、「手汗」対策制汗パウダーです。

ワキ汗用の制汗剤とは違った成分と対策を取り、手汗のために開発されました。

病気の可能性はある？

手汗に関係する病気は様々あります。

甲状腺機能亢進症

褐色細胞腫

糖尿病

急性リウマチ

など、本当に多岐に渡ってありますね。

病気の可能性として代表的なのは、多汗症です。

根本的にワキガと多汗症は原因が全く違いますが、偏見の目で見る人も少なくありません。それがストレスになっている方も、大勢居ます。そのストレスで、身体にも負担がかかっている場合もあります。

手のひらの場合は手掌多汗症（しゅしょうたかんしょう）と言います。

手汗でノートが濡れてしまったり、物を良く落としたり、スポーツをすると手汗が飛び散ったり等、日常の生活に支障が出るほどの手汗のひどい状態です。多汗症の場合は、ストレスや緊張等関係なく汗が出ます。手のひらに汗で水滴ができたり、汗が垂れるほど出る場合は重度の多汗症の場合があるので早めに医療機関での診察をお薦めします。

口コミでの対策法は？

私が試してみて、「これは良い」と思ったのはパーピレックスローションと言う制汗剤です。

塩化ナトリウムを配合していますが、特許処方で副作用になる塩酸を押さえる働きの乳酸アルミニウムと言う物も一緒に配合されています。汗腺の深部に蓋をすることで発汗を押さえることができるローションです。

少しお値段が張りますし、手に入れるには美容クリニックなどで診察を受けないと購入できないのですが、今は個人輸入でも購入できるそうです。

ですが、私の場合は何かあったら怖いので皮膚科の診断の下、購入しています。

効果が出るまでの一週間、気が気じゃなかったです。でも、効果が出始めたらその後は3日おきに塗れば良いだけの手軽さが気に入っています。手に塗るもので匂いがついていたら嫌なので無香料な所もお薦めです。もっと早く知っていたら、知人が手術をする前に教えてあげたかったと思っています。

医薬品なので、医療機関での購入をお薦めします。その方が安心して使えると思います。