14May
春先から夏にかけて、どんどん強くなる紫外線。屋外での紫外線対策は、もはや常識となっています。しかし、部屋の中ではどうでしょうか。部屋の中でも、太陽の光がまぶしく感じることはありませんか?そう。日焼けは屋外だけのものではありません。
部屋の中での紫外線対策は油断しがちな方も多いのではないでしょうか。部屋の中なら紫外線の影響はなさそうですが、紫外線対策は家の中にいても行うべきと言われています。ここでは、対策法についてご紹介します。
日当たりのよい部屋の中は屋外とそう変わらない
「部屋の中は日陰だから、紫外線を浴びる心配はない」と安心していると、1日じゅう家の中にいたのに日焼けをしてしまう……といったことが起こります。それもそのはず。実は、部屋の中に紫外線が入り込む率は、意外と高いのです。
屋外の紫外線を100%とした場合、日の当たる窓辺ではおよそ80%の紫外線が降り注ぐと言われています。
つまり、部屋の中でも、窓辺は日焼けをするリスクが非常に高いということです。
また、日が直接当たらない部屋の奥でも、光の反射や散乱により、10%程度の紫外線が窓から入ってくるとされています。部屋に窓がある限り、日焼けのリスクは0%にはなりません。
まずは日差しをシャットダウン
部屋の中で、紫外線対策として1番に考えられるのがカーテンです。
近年では、レースのカーテンでも、UVカット性能が高いものが数多く販売されています。部屋の中が暗くなることに抵抗がある場合は、UVカットタイプのレースカーテンを活用するのがおすすめです。
オフィスなどで、勝手にカーテンを閉めるのが難しい場合には、是非日焼け止めを活用してください。
日焼け止めを使用する場合のおすすめは?
日差しが直接当たらない部屋の中で過ごす場合には、肌に与えるダメージが軽い日焼け止めを選ぶようにしましょう。
部屋の中では、屋外で過ごす場合よりも汗や皮脂により日焼け止めが落ちる確率は低いため、石鹸で落とせるタイプのものがおすすめです。落とす際にクレンジングが必要な日焼け止めは、オフする度に肌にストレスを与えてしまいます。
オフィスや自宅では、なるべく肌にやさしいタイプを選びましょう。
長時間過ごす部屋が日当たりがよい場合
部屋の中では、できるだけ肌にやさしいものを選びたい。しかし、紫外線が入ってくる率により、日焼け止めを使い分けることも大切です。
オフィスなど、明るい窓辺の席で長時間仕事をする場合には、普段外で使用する日焼け止めを使用します。この場合も、小まめに塗り直す方がよいでしょう。明るいということは、それだけ紫外線が入ってきているということなので、日焼け対策が必要になります。
ただ、明るい窓辺ではあっても、紫外線をカットする性能を持つ窓ガラスを用いている場合には、日焼け止めは弱めのものでも問題ありません。
自身が過ごす部屋の条件によって、適切な日焼け止めを選びましょう。
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敏感肌の人は、日焼け止めは避けるべき?
日焼け止めを使用しない人に理由を尋ねると、日焼け止めを塗ることにより肌トラブルを起こしてしまうから……という答えが多く返ってきます。この場合は、日焼け止めの使用は避けるべきでしょうか?
答えは、NOです。紫外線対策をしないことによる肌のダメージは非常に大きく、また日焼けをした時の赤みだけではなく、後になってシワやたるみ、シミといった問題が起きます。
赤ちゃんも使えるやさしいタイプなら安心
肌の弱い人が日常的に使うなら、敏感肌用や赤ちゃん用の、低刺激の日焼け止めがおすすめです。
ノンケミカルの日焼け止めであれば、肌が弱い人でも比較的安心して使用できます。
SPFは低くても問題はありません。(SPFは、シミやそばかすの原因となる紫外線B波をどのくらいの時間防ぐことができるかの指標です。SPFが低くても、小まめに塗り直すことで日焼け防止効果が期待できます。)
ノンケミカルのものを使用しても肌に異常が現れる場合には、ファンデーションで紫外線を防いだり、肌に何もつけずに明るい窓辺で作業をしない……、などの工夫をしましょう。
部屋の中でも塗り直しは必要?
日焼け止めは、数時間おきに塗り直しをするのが鉄則です。しかし、これは屋外での話。
屋内で過ごす場合には、それほど汗をかかないため、屋外にいる時よりは塗り直しの頻度は低くても大丈夫です。
ただ、洗濯物を干したり、取り込んだりといった作業時や、短時間でも外に出るような場合には、事前に日焼け止めを塗り直すのがベター。日焼け止めが落ちた状態で日差しを浴びることは、おすすめできません。
部屋の中でも紫外線対策は必須!【日焼け止めは常備しよう】のまとめ
日差しが当たらないイメージがある室内でも、紫外線は入り込んできます。屋外に比べ、紫外線への警戒心が希薄になりがちな室内でこそ、日焼け対策は重要と言えそうです。特に、日当たりのよい部屋の中は要注意。紫外線対策をしっかりとする必要があります。あなたが過ごす部屋の環境により、日焼け止めを上手に使い分け、室内での日焼けを防ぎましょう。
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