7Oct
日本と欧米では、お風呂の習慣に様々な違いがあります。今回は、日本とEU、アメリカのお風呂の習慣の違いにつて紹介したいと思います。
お風呂の入り方
浴槽につからない
一般的に日本では、「お風呂」と聞くと、浴槽に熱いお湯を張ってゆっくり浸かる事をイメージします。
しかしアメリカやヨーロッパなどでは、湯船につかることはほとんどなく、シャワーだけで済ましてしまいます。
日本人がお風呂に入る理由としては、体を清潔にする目的もありますが、体を温める目的もあります、しかしアメリカやヨーロッパでは、体を清潔にする目的があっても、体を温めるという認識はありません、そのためお風呂に入る、と言うとシャワーを浴びる、という事になります。
お風呂に入る頻度
日本人の多くは、夕食後や就寝前など夜、お風呂に入ることが多いですが、アメリカなどでは、1日のなかでこまめにシャワーを浴びます。
これは、日本人よりも体臭が臭いやすい体質が関係しており、朝、昼、夕方と回数を分けています。
それに比べ、ヨーロッパでは数日に1回というペースでシャワーを浴びます。
水道代が高額な地域では、毎日シャワーを浴びることは贅沢な行為となってしまいます。そのため数日一回シャワーを浴びます。
ホームステイなどでヨーロッパに宿泊する際など、お風呂に毎日入ってしまい人間トラブルにまで陥った、と言う事例もあるくらいでした。
浴槽のお湯は1人使い切り
アメリカでは浴槽にお湯を張って使う場合、次の人に残り湯を取っておくような行為はしません。日本からすればあり得ない行為かもしれませんが、アメリカの方達にとっては、誰かの残り湯につかるのは不衛生、と言う認識があります。
そのため、追い炊きのような機能はなく、入浴した後はお湯を捨てるのが一般的です。
対してヨーロッパでは入浴するという習慣そのものがありません。
水道代が高いという理由もありますが、湯船などは「病人が入るもの」と言う認識で、普段から浴槽にお湯張って入浴する習慣がないとの事でした。
浴室の設備の違い
家の浴室の違い
日本では浴室と言えば、浴槽にシャワー、蛇口と様々な設備が付属しています。
近年では追い炊きやボタン1つでお湯張りができるなど便利になりつつあります。
しかしアメリカやヨーロッパなどではバスタブはあるものの自動でお湯張りをするような機能は一切ついておりません。
基本的な設備はバスタブにシャワーなどで、「体を洗う場所」と言う概念がなく、バスタブの中で体や髪の毛を洗います。
アパートなどではシャワーしかついてない部屋も多くあります。
ヨーロッパなどでは日本のような給湯器が付属していない家庭が多く、ボイラーなどに沸かしたお湯を貯めるシステムになっており、連続でお湯を使うことができません。そのうえシャワーの水圧も低く、日本人には物足りない仕様になっています。
ホテルの浴室の違い
アメリカのホテルでは、日本のビジネスホテルのようなユニットバスなどもありますが、
シャワーのみ、バスタブのみ、と言った部屋もあります。
歴史ある建物を使用しているホテルなどではよく見られることで、改装工事などを行わないホテルなどは、バスタブのみであることが多いようです。
シャワーがついていても、シャワーが固定式になっており、頭の真上あたりからお湯をかぶるタイプもあります。
ヨーロッパのホテルなどには基本的にバスタブは無く、シャワーのみの部屋が一般的です。なので日本人観光客向けサイトなどには「バスタブ付きの部屋有り」と書かれていることが多いようです。
アメリカも同じですが、基本的にはトイレと同じ部屋にあることが多いです。
まとめ
日本人よりも汗をかきやすいアメリカ人は、基本的には数回に分けてシャワーを浴びることが多く、夜に入るという習慣は基本的にありません。
あくまで、体を清潔にしたり、臭いを消すために汗を流すことが目的のようです。
水道代の高いヨーロッパではシャワーを浴びる行為自体がお金のかかることなので、毎日の入浴はありません。なので洗面台などで髪の毛を洗ったり濡れたタオルで体をふくことで体を清潔に保ちます。
アメリカ、ヨーロッパのホテルでは日本とは違う設備の浴室が多いのが現状です、なのでしっかりリサーチをすると安心です。
日本人観光客向けのサイトや旅行会社などを通して宿泊先を手配するのが一番確実な方法と言えます。
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