7Oct
世界各国でお風呂の習慣は様々に違っています。
今回はその中でも、日本と東南アジアでのお風呂の習慣の違いについて紹介したいと思います。
お風呂の入り方
湯船につからない
日本人がお風呂に入る、と言うとほとんどの人が浴槽にお湯を張って湯船につかることをイメージすると思います。
しかし、東南アジアの方たちは湯船につかることがなく、シャワーで済ますことが多いそうです。
日本でも沖縄県のように暑い日が多い県などでは、浴槽には浸からずにシャワーで済ますことが多く、東南アジアの方達も同じ理由です。
そもそも、日本人が湯船につかるようになったのは、体をきれいにするためではなく、体を温める事が目的ですので、熱い地域では体を温める必要がないのです。
シャワーの温度
日本人であってもシャワーだけで済ます人は少なくありません。
しかし、そんなシャワーの浴び方にも少し違いがあります。
日本では夏場だとしても、お湯か少しぬるいお湯でシャワーを浴びることが多い中、
東南アジアの方達は水でシャワーを浴びることが多いそうです。
これは、クーラーなどが普及する前、涼むために行われていたなごりらしく、いまでもシャワーを浴びる際は水を使用する方たちもいらっしゃるようです。
毎日お風呂には入らない
東南アジアであるタイやインドネシアなどでは毎日お風呂に入らない方が一般的で、日本人が毎日お風呂に入ると聞くと驚くそうです。
「暑い国なのに毎日入らないの?」と思う方も少なくないと思いますが、東南アジアでは「汗をかいていなければお風呂に入る必要性を感じない」と言うことで、毎日入る日本人を不思議に思うとの事でした。
そして毎日シャワーを浴びる方でも、髪の毛を洗うのは2,3日に1回ほどです。
これは男性だけと言うわけではなく、女性も同じく2,3日に1回と感覚を開けて髪の毛を洗っているようです。
水圧が弱い
フィリピンなどではシャワーの水圧が日本よりも弱いことが多いそうです。
これは日本ほどフィリピンのインフラ設備が充実しておらず、十分に供給できないことが原因です。
熱いお湯の高い水圧でシャワーを浴びれるのはお金持ちなど限られた方が多いということでした。
浴室の設備の違い
家の浴室の違い
日本では基本的に、シャワーと蛇口、浴槽などが一般的な浴室の設備ですが、東南アジアなどでは、シャワーのみ又はシャワーとトイレなどが一般的です。
浴槽が設置されているところもあるそうですが、基本的にはシャワーのみが設置されているそうで、広さのイメージとしては、海水浴場などにある砂などを落とすためのシャワー室のようなものです。
シャワーとトイレ、と聞くと安いアパートなどにある、トイレ付ユニットバスのようなものをイメージすると思いますが、
どちらかと言うとトイレにシャワーがついているようなイメージで、簡素な作りになっています。
基本的にシャワーしか浴びないとなると、浴槽が必要なので、初めから設置しない家庭が多いようです。
ホテルの浴室の違い
東南アジアなどへの旅行を考えると、浴室の事が少し気になります。
今までの紹介を見ると、ホテルまでも簡素な作りなのでは?
と思う方も多いのではないでしょうか。
浴室の作りは日本のビジネスホテルのように様々で、トイレ付ユニットバスのようなものから、トイレ風呂別のでしたり、ホテルのグレードでも変わってきます。
高級ホテルなどでは、日本のリゾートホテルと大差ないのですが、格安ホテルなどの浴室はシャワーのみでしたり、トイレにシャワーがついてる簡素な作りのホテルがあります。
さらに、ホテルによっては給湯器などが付いておらず水しか出ないところもあります。
最近では浴室の設備を記載した、トラベルサイトなどもあるようなので要チェックです。
まとめ
今回は東南アジアのお風呂の習慣の違いについて紹介いたしました。
日本では当たり前に行っている浴槽につかる行為は、熱い時期の多い東南アジアではかえって危険な行為になりうるので、シャワーで済ますことが多いようです。
設備などはインフラ設備が充実していないことが原因で、高い水圧で熱いお湯のシャワーを浴びるのは贅沢な行為として認識されています。
日本人が毎日熱いお湯を浴槽にはり、ゆっくり疲れをとれるのは裕福な国である証拠です。
もし東南アジアに長く滞在する場合などで、お風呂事情に困った際は、日本と同じような銭湯などがあるので、近くに設備されている宿泊先を選ぶと安心です。
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