24Jul
肌質を選ばず、さらに全身に用いることができる美容オイルを使っている方も多いのではないでしょうか?乾燥肌の改善だけではなく、オイリーな肌も整えてくれることは、多くの方がご存知でしょう。ただ、この美容オイルには、注意しなければならない点がいくつかあるのです。
美容オイルは全身に使え、使う際は気を付けないといけないことがあります。油ですので酸化という問題があります。間違って使用すると、美容の為のオイルが肌に影響を与える事も。今回は、美容オイルを使用する際に役立つ、オイルの特性についてご紹介します。
最も気にかけてほしいことは、オイルの「酸化」
料理に使う油の酸化については、気にかけている方が多いのではないでしょうか。
それでは、美容オイルについてはいかがですか?美容オイルも、調理油と同様、身体に影響を与えるものです。
オイルが酸化するとどうなるの?
空気中の酸素や紫外線、大気汚染物質は、オイルに含まれる脂肪酸を酸化させ「酸化脂肪酸」に変えます。この酸化脂肪酸は、肌や毛穴など、オイルが触れている部分に炎症を起こし、活性酸素を増やします。
特に、皮膚に浸透しやすいオイルは、皮膚の内部で活性酸素を増やし、肌のハリを失わせ、老化の原因となります。
酸化しやすいオイルを不用意に保湿などに用いた場合、シワやたるみの原因となるため、注意が必要です。
酸化しやすいオイル、酸化しにくいオイル
オイルは、その成分により酸化しやすい・しにくい性質を持っています。上記のように、酸化しやすいオイルを用いると、美容どころか肌の老化を招くため、注意が必要です。
酸化しやすいオイル
酸化しやすいオイルは冷蔵保存し、期限内に使いきるようにしましょう。
・グレープシードオイル
・馬油
・月見草オイル
・ローズヒップオイル
・亜麻仁油
など
酸化しにくいオイル
酸化しにくいオイルは、常温でも保存することができます。
・ホホバオイル
・アルガンオイル
・オリーブオイル
・ココナッツオイル
・マカダミアナッツオイル
・椿油
など
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オイルを使用する際の注意点
美容オイルを用いる際は、以下の注意点をしっかりと頭に入れておきましょう。
純度の高いオイルを使う
不純物が含まれるオイルは、紫外線によって酸化されやすいので注意が必要です。こうしたオイルが、肌の油焼けの原因になります。
「油焼け」とは、オイルの酸化により、肌がくすんだり、シミができたりすることを言います。
美容オイルをスキンケアなどに用いる際は、不純物が含まれない、なるべく精製度が高いものを使用するのがおすすめです。
また、酸化しやすいオイルも、紫外線を浴びることにより油焼けの原因になることがあるため、注意しましょう。
酸化しやすいオイルは、夜だけ使う
酸化しやすいオイルをケアに用いる場合には、日中ではなく夜のみにしましょう。酸化しやすいオイルを肌につけて紫外線を浴びることにより、肌に油焼けを起こす可能性があります。
また、酸化しやすいオイルを夜間のケアに用いた場合には、朝しっかりと洗顔し、オイルを落とすようにしてください。
美容効果の高いオイルは、酸化しやすいものが多いため、肌のゴールデンタイムである夜間に用いることで美容効果が高まることが期待できます。こうした点からも、オイルの夜間の使用はおすすめです。
ただ、こうした酸化しやすいオイルでも、美容目的で作られた製品の場合は、酸化しないように加工をした上で販売されていることもあります。製品について詳細を知りたい場合には、メーカーに問い合わせてみましょう。
古いオイルは使わない
酸化しやすい・酸化しにくいに関わらず、古くなったオイルは肌トラブルを引き起こす可能性が高いため、使用しないようにしましょう。
オイルの酸化が気になる場合には、ホホバオイルを
ホホバオイルは、非常に安定性に優れ、酸化しにくいオイルです。オイルの酸化が気になる場合には、ホホバオイルの使用をおすすめします。
ホホバオイルは「ワックスエステル」と呼ばれる成分を豊富に含む植物性ワックスです。
そのため、脂肪酸組織を持ちません。酸化しにくいのはそのためで、安心して肌の保湿に用いることができます。
さらに、ホホバオイルは、美容オイルの中でも低刺激で安心して使えるとされています。
ホホバオイルとは?オイル美容で話題のホホバオイル【その効果と使い方とは?】
パッチテストをしてから使う
化粧品をはじめ、肌に用いるものは、どんなものでもパッチテストをしてから使用するのがおすすめです。
どれほど低刺激で安全とされるものでも「絶対に安全」というものは存在しません。人によってはアレルギーを起こしたり、肌のトラブルの元になったりすることがあるため、まずは肌に合うかどうかを確認するようにしましょう。
全身のケアができる美容オイル【使用する時の注意点とは?】のまとめ
美容オイルは、ナチュラルなものが多いだけに、使用法には注意が必要です。使用上の注意点を頭に入れ、安全に用いるようにしましょう。ポイントは「酸化」。酸化しやすいものとしにくいものを昼夜で使い分けることで、効果的なスキンケアに。ヘアケアやスキンケア、マッサージまで、様々な用途で上手に活用して、健やかに美しいボディを目指しましょう。
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