24Nov
髪の毛は毎日洗うのが当然だし、1日おくと気持ちが悪いですよね。中には朝洗って夜も洗わないと気が済まないという人がいます。しかし髪の毛を綺麗に保つためだとやっているこの行動が、実は頭皮の乾燥を悪化させているというのです。特に冬はただでさえ湿度や気温が下がるので髪や頭皮が乾燥しがちになってしまいます。
冬のシャンプーで髪を洗いすぎる行為は乾燥をはじめ、色々な髪の症状を招いてしまいます。シャンプーの仕方でも乾燥してしまうので、正しい洗い方を覚えておくと良いですね。
髪は洗いすぎると乾燥してしまう?その理由について
頭がかゆい、それを汚れているからと思ってゴシゴシとシャンプーで洗う事をしていませんか?
そのかゆみはもしかすると乾燥の症状かもしれません。
そもそも頭の毛穴にある皮脂は、頭皮の乾燥を防ぐために必要なものでもあります。
確かに脂っこい食事などでベタベタする事もありますが、必要な皮脂をシャンプーのしすぎによって取ってしまうと頭皮が乾燥してカサカサし、フケやかゆみといった症状を引き起こしてしまいます。
夏は汗をかきやすくあせもを防ぐためにも朝シャンが必要な人もいますが、冬はそこまで汗もかかないので、1日に1回程度でじゅうぶん汚れは落ちるのです。 お湯でじゅうぶんに汚れを落とす事が重要なのであり、シャンプーをたっぷりつけて頭皮をゴシゴシこすり過ぎるのは乾燥を招くのでおすすめできません。
洗いすぎはその他にも臭いの原因にもなります
1日に数回シャンプーをする人の理由の中には自分の頭が臭いからという人がいます。臭いに敏感な現代では頭の臭いが気になる人も少なくありません。
しかしこの臭い、頭の洗いすぎによる事が原因だったりします。
人間の頭には常在菌がいますが、清潔な状態は雑菌と常在菌のバランスが取れている状態なのです。臭いを軽減させるための必要な菌まで取ってしまうと、臭いが悪化してしまいそれを体臭だと誤解して洗うという悪循環が起きてしまいます。
食生活の仕方などでも皮脂の臭いは変わるので、頭の臭いが気になる人は髪を何回も洗うのではなく、食生活や日常生活での改善も考えてみましょう。
男性は特に注意。洗い過ぎが原因で薄毛になるかもしれません
髪の洗いすぎは乾燥を招きますが、それと同時に薄毛も引き起こします。
髪の毛が乾燥している、フケやかゆみが多いと思ったら薄毛の始まりかもしれません。
もしそれが髪の毛の洗いすぎによるものだと分かっていたら、やめた方が良いでしょう。
髪の毛を洗い過ぎて頭皮の皮脂を取りすぎると、頭皮は守ってくれるものがいなくなるのでピンチだと思います。そうなると、より皮脂を集めて過剰に分泌させるためそれが髪の抜け毛や育毛サイクルをくるわせてしまうのです。
また髪の栄養に使うための毛細血管の働きが、皮脂を分泌させる事に使われてしまうので、髪に栄養がいかず薄毛を進行させてしまいます。
さらに洗うときのシャンプーの回数が多ければ多いほど、シャンプーの洗い残しや石鹸カスが溜まりやすいという事です。石鹸カスは油を分解させようとする成分なので、それがいつまでも頭に残っていると頭皮の乾燥や毛穴のトラブルが起きます。
髪を洗うのは3日に1度で良いという説もあります。しかし30代くらいまでは新陳代謝が活発なので1日に1回くらいは必要です。
トリートメントは保湿効果の高いものを使用し、シャワーキャップなどで髪に浸透させると頭皮の乾燥予防になります。
ワックスなどの整髪剤は、冬は髪をコーティングしてくれ乾燥を防ぎますが、つけすぎは髪への負担がかかるのでしっかりとケアをしましょう。
洗う時に気を付ける事は
冬の髪の毛は乾燥しやすいので、洗い方にも十分気を付けなければなりません。乾燥がひどくなると静電気が発生しやすい髪の毛になったり、その摩擦のせいで枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。
普段から髪の毛のケアに重点を置いている人でも冬はさらにヘアケアを大切にしましょう。
また正しい髪の洗い方をマスターする事で、特別な事をしなくても髪にツヤが戻る洗い方があります。
冬は頭皮も乾燥しやすい。1日に1回でじゅうぶんです
頭皮は肌よりも敏感なゾーンだといっても良いかもしれません。
髪が生えている所なので、皮脂や毛穴のトラブルを起こしやすいからです。冬は乾燥するので、夏と違ってあまり頭の洗髪の回数を増やさないようにしましょう。皮脂でベタベタして嫌だからという意見をお持ちの人もいますが、それは実は洗いすぎによるベタつきなのかもしれません。
髪はお湯だけでもかなり汚れが落ちるので、シャンプーを使ってゴシゴシと強く洗っていると必要な皮脂まで取り過ぎてしまうのです。それがさらに頭皮を守ろうとして皮脂が過剰に出る原因になるため、甘やかしすぎはいけないのです。
また乾燥した頭皮からはカサカサの状態のフケが出やすくなり、痒みでさらに悪化を招くので、冬だと1日1回のシャンプーでじゅうぶんでしょう。
臭いについても、お湯だけでもかなり取れるのでシャンプーの付けすぎには注意が必要です。
洗う頻度ではなく洗う時間をかけましょう
髪の毛がロングの人は外出するとかなりのホコリをつけて帰ってきている事はご存知でしょうか?ホコリは家の掃除の時と同じ考えで、濡らした雑巾よりも乾いた布ではらったりしたほうが汚れは落ちやすいですね。
これが髪にも言える事なので、髪を濡らす前の段階で一度バサバサと髪からホコリをとってから洗いに入りましょう。
またシャンプーは1日1回でじゅうぶんなのですが、シャンプーをしようと髪を濡らす際にどれくらいの時間をかけているのかが重要です。
髪全体が濡れればそれでよしとしていると、それは時間としては短いです。髪全体はもちろん、シャワーを使って頭皮の毛穴の汚れを浮かすようにさらに倍ほどの時間かけてお湯で洗い流さないと毛穴は開きません。
またそこで頭皮をマッサージしながらお湯を流すと血行も促進されます。そこからシャンプーを使って洗うのですが、今までよりも少ない量でかなり泡が立つはずです。それで優しくマッサージをしながら洗うのが基本の正しい洗い方になります。
トリートメントは残さない。全て洗い流すのがポイント
髪を濡らす時にじゅうぶんでないとシャンプーの量が沢山いる事になって、また洗い流しが不十分である原因にもなります。
これはコンディショナーやトリートメントにも言える事です。じゅうぶんに髪を濡らしておけばそんなに量はいらないはずです。そしてトリートメントは時間を置くタイプが多いのですが、あまりこれにも時間をかけない人がいます。
冬の乾燥は髪へのダメージを悪化させるため、きちんと5分なら5分待って洗い流しましょう。
そして香りを残したいとあまり洗い流さない人がいますが、これはNGです。
シャンプーやトリートメントの残りが頭皮の毛穴に詰まると髪の毛にとって良くありません。シャンプーの成分はもともと油を分解させるものですので、それがずっと頭に残っていると髪の毛や頭皮が乾燥してしまいます。
汚れのついた泡をしっかりと洗い流すのがポイントです。頭にあるツボや、頭皮全体をもみほぐすように洗い流すとマッサージ効果も高まります。
まとめ
髪への色々な負担は、ほとんど乾燥という形で症状が現れる事が多いでしょう。冬になってからでは遅いので冬が始まる前、さらには一年中でも構いません。ヘアケアはスキンケアと同じくらい大切に手入れすることが必要です。髪の毛は確かに臭いやホコリがたちやすいので、汚れ自体は毎日落とした方が良いのですが、お湯でしっかりと汚れを落として頭皮を柔らかくする事が重要です。そうすれば毛穴が開き汚れは自然と落ちますので、たっぷりのシャンプーでゴシゴシこする必要もあまりありません。
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