19May
傷跡が残る原因とはどのようなことが考えられるのでしょうか。時間が経ってしまったしまった傷跡を効果的に消すには塗り薬やレーザーなどを使った消す方法がありますので、自分なりの傷跡対策を見つけていきましょう。
傷跡が残る原因にはターンオーバーや傷の深さなどが原因になっていることがありますが、初期の傷の時には塗り薬が効果的ですが、時間が経過した場合にはレーザーなどの治療で消すことができます。気になる場所に傷跡がある場合には検討してみてはいかがでしょうか。
傷跡が残る原因は?
子どもの頃に擦りむいた膝の傷跡が未だに消えない、など『古傷』や『傷跡』の悩みのある人もいると思います。
傷跡の悩みは、主に、
- 子どもの頃の傷跡が残っている
- 歳を重ねる毎に傷の治りが悪くなり、傷跡が残るようになった
の2種類だと思います。
確かに、若い頃ならちょっとした擦り傷や切り傷が出来ても、気付いたらキレイになっていたと思います。
それは、皮膚の老化が原因なのです。
『今までは残らなかった程度の傷が、今は跡になって残ってしまった』というのがそうです。
皮膚は、上から表皮・真皮・皮膚組織という3層から成り立っています。
一番上の表皮のターンオーバーは、およそ4週間です。
つまり、4週間ごとに新しい表皮に生まれ変わっていくのです。しかし、歳をとって皮膚が老化していくと、このターンオーバーが乱れてしまいます。ターンオーバーが乱れるということは、お肌の再生サイクルが乱れるということです。新しい表皮に再生する能力が低下するので、傷跡が残ってしまう、というわけです。
参考⇒肌のターンオーバーが乱れる原因と改善方法は?【早くてもダメ!】
では、子どもの頃に出来た傷が跡となって残る原因は何でしょうか。
先ほどのターンオーバーの話も、子どもなら正常なのでは?と思いますよね。子どもの頃の傷跡は、表皮よりも下の真皮まで到達している深い傷であることがほとんどです。
表皮のターンオーバーが4週間なのに対し、真皮のターンオーバーは2~6年と非常に長いです。
でも10年以上経っているのに…などと思うかもしれません。
真皮にまで到達した傷が、ターンオーバーによって完治するには、何年もかかってしまいます。そのため、傷をふさぐために『肉芽組織』が増殖します。肉芽組織はタンパク質の肉の塊で、皮膚にあるような『毛穴・肌目・メラニン色素』が存在しません。なので、他より白い色をしています。
深い傷は、皮膚細胞とは異なる肉芽組織で埋まるため、傷跡として残ってしまうのです。
傷跡を消す方法は?
『傷跡』になってしまった場合、消す方法はあるのでしょうか。
出来ることなら、キレイに消してしまいたいですよね。傷跡は、やはり早めのケアが大切です。
時間が経ってしまった、いわゆる『古傷』をキレイさっぱり消すのは困難です。では、傷跡を消すための方法をいくつかご紹介したいと思います。
・市販の塗り薬を使う
市販の塗り薬については、次の『傷跡に効果的な薬は?』の項目で詳しく説明したいと思います。
・皮膚科を受診する
皮膚科へ行くと、傷跡に合わせた飲み薬や塗り薬を処方してもらえます。
・皮膚の代謝を上げる
皮膚の老化を防止し、皮膚を再生させることが目的です。正常なターンオーバーを促します。代謝を上げるためには、お風呂にゆっくり浸かったり、傷跡のある部分の血行を良くする、などの方法があります。傷跡のある場所にもよりますが、足などの場合は蒸しタオルを乗せて温めたり、マッサージをするのも効果的です。
・皮膚科や美容外科でレーザー治療やピーリングを受ける
レーザー治療については、最後の項目で詳しく説明します。
自分自身で出来る方法は限られていますし、即効性のないものばかりです。傷跡を消すには、長い目で見ていく必要があるのです。
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効果的な薬は?
傷跡に効果的な薬はあるのでしょうか。
出来てからあまり時間の経っていない、まだ新しい傷跡に効果的なのが、市販の塗り薬『アットノン』です。聞いたことのある人もいると思います。傷跡の薬としては異例の、約200万本以上の売れ行きを誇る大ヒット商品です。
アットノンは、ヘパリン類似物質が配合されているので、傷跡の奥の皮膚組織の再生を促す効果があります。傷跡のほかに、やけどの跡や虫刺されの跡、ケロイドなどにも効果があるとされています。個人的におすすめです。
皮膚科を受診すると、ハイドロキノンやヒルロイドなどの塗り薬を処方してもらえると思います。
これらは、シミにも有効な薬なので、時間が経った傷跡などにも有効です。
しかし、薬に頼るよりも
- 『傷跡が残らないようにする』
- 『傷跡が残りにくい体質を作る』
ことが大切です。
傷跡が残らないよう保湿をしたり、日焼けしないようにします。
紫外線を浴びるとメラニンが生成され、傷跡が更に濃くなってしまいます。また、生活習慣を見直すことも大切です。夜型の人は朝型にし、『お肌のゴールデンタイム』と呼ばれる夜10時から2時までは熟睡しているのが理想です。食事も、脂っこいものを控え、ビタミンなどを積極的に摂るように心がけましょう。
レーザーで消える?
傷跡を消す方法は?の項目で、皮膚科や美容外科でのレーザー治療の話を少ししました。
この項目では、レーザー治療について詳しく説明したいと思います。
レーザー治療の一番のメリットは、やはり傷跡が目立たなくなることです。ほぼ100%、傷跡は目立たなくなると思います。個人差はありますが、効果を感じる人が圧倒的に多いです。レーザー治療一回あたりは短時間ですみますし、痛みもほぼありません。もちろん入院もありません。
しかし、レーザー治療にはデメリットもあります。
主なデメリットとしては、
- 何回も治療を受けなければいけない
- 最初のレーザーで消えないこともある
- アフターケアが長くかかる
などがありますが、忘れてはいけないのがお金のことです。
レーザー治療は、自由診療です。
自由診療とは、保険適用外の診療なので、費用は全て実費になります。
一度のレーザー治療で完了するなら良いですが、何回も受けなければならない場合もあります。そうなると、治療代もものすごく高額になる恐れがあります。
レーザー治療の金額は、病院によって様々です。
途中で支払いが負担になってしまっては、せっかく傷跡を消すことが出来ても意味がないですよね。レーザー治療を考えている人は、まずは病院にしっかり相談してからにしてください。
まずか化粧水選びから?
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傷跡が残る原因は?【効果的に消すにはレーザー!】のまとめ
傷跡は残りやすいのですが、消すのは無理とは思わず色々と試してみましょう。塗り薬でも傷跡が消えたという事も多々ありますので是非チャレンジしてみてください。
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