6Oct
学校やトイレで化粧直しをする女性
こんな光景は日本のどこでも目にするものだと思います。
しかし、これは世界の常識ではないのです。
例えばEUの国の学校や職場のトイレに行ってもメイクをしている人は滅多にいません。
どういうことなのでしょうか。解説していきます。
メイクをすることはヨーロッパの常識ではない
冒頭でもお話しさせていただいた通り、ヨーロッパではメイクをするという習慣がありません。
なので、学校や職場のトイレに行ってもメイクをしている人は滅多にいません。
すこしメイクが崩れてしまったと思ってトイレに行っても貸してくれる人などいません。
勿論、マスカラやアイシャドウを持っている人もいません・・・
そもそも。化粧ポーチを持っている人もいません。
よくよく見てみるとほとんどの方がすっぴんで口紅だけのスポットメイクだったりします。
ヨーロッパのメイクの習慣
上記のように日本とヨーロッパのメイクの習慣は大きく異なります。
例えばヨーロッパの中のドイツでは4人に1人はすっぴんで外出しているようです。
日本とは大違いです。
日本だったらすっぴんはかなり特別な存在で女優がすっぴんをさらすなんていったら大騒ぎですが海外ではごく普通なことなんですね。
「メイクなしでは家を出られない」という人は6人中1人にすぎません。
これはわずかドイツの人口の16%にすぎません。
そんな16パーセントの積極的にメイクをする層でもスポットメイクが一般的です。
日本のようにファンデーションを顔全体に塗るのではなく、肌・眉・目・頬・口をスポット的に化粧をしている人がほとんどです。
例えば、口紅だけを塗っているとか、眉だけを書いているなどです。
こんなメイクをしないという文化の根底にはヨーロッパの日本とは違う考え方があります。
それはメイクをすることは社会からの欲求でもマナーでもなく、個人の自由であるという考え方です。
女性と美を強く結びつけてはいないのです。
しかしながら、そんなヨーロッパの方でも夜に街中に遊びに行く時などは日本人とは比べ物にならないくらい濃いメイクをする方も多いようです。
このことからもわかるようにヨーロッパの方々にとってメイクとはマナーやエチケットではなく自分を表現する方法であったり、自分の気持ちを表すものではないのでしょうか。
オーガニック化粧品の人気が高いヨーロッパ
上記でもご説明させていただきました通り
ヨーロッパの方々はメイクに日本人に比べて無頓着です。
ですが、肌そのものを大事にする傾向は高いのです。
なので、ヨーロッパの方々は保湿クリームやローションを重宝しています。
美容用品の中で一番大事なものは保湿クリームであるという研究結果があるくらいです。
ドイツの自然化粧業界は化粧品市場ではまだ、10%に届かない程度でかなり少ないと思われますが10年前から毎年成長を遂げています。
ヨーロッパに行けばデパートやショッピングモールの化粧品フロアでは自然化粧品が手に入るのは当たり前です。
具体的なメーカーでいうとWeleda。その他にDr. Hauschka、Logona、LaveraやPrimaveraなどが人気です。
ドイツではオーガニック認定を受けたものだけがオーガニック化粧品を名乗ることが出来ます。
認証機関は様々ですがパッケージにマークがついている必要があります。
まとめ
メイクに対する習慣は国や地域によってかなり異なるようですね。
オーガニック化粧品が人気であるところを見るとヨーロッパではメイクをしてきれいに見せたいのではなく自分がきれいになりたいという欲求が強いのではないでしょうか。
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