6Oct
フランス・イタリア・ドイツなど、陸つながりでひとつになったユーロ圏。そのため、国が違っていても、言語も似ているようにメイクに関しても共通している点があります。
この記事ではそのような相違点についてスポットを当てています。
日常メイクはほぼスッピン
日本ではメイクは普通、制服のようなもので、会社にいくならマナーとしてして、最低限でもするべきものです。しかしながら、ヨーロッパではスッピンで会社にでかける人は少なくありません。
日本では考えにくいことですが、ライフスタイルにおける価値基準の違いがメイクに関して顕著に表れています。
ただしホテル業、コスメ店で働いている人などは、きちんとメイクをしています。また、メイクが好きな人は普段から、日本人的には「濃い」レベルのメイクをしています。
TPO重視、夜は別人に
仕事上、スッピンでも構わない女性たちですが、アフター5ともなると装いが変わります。女性たちは、しっかりとメイクをして服装も夜使用に変更。スニーカーからヒールの高いパンプスに履き替え、濃いルージュをひきます。
オンとオフを大切にするヨーロッパらしいスタイルと言えるでしょう。
シャワー浴びてからもう一度外出の国イタリア
とくにそれが顕著なのがイタリア、イタリアでは夕食は通常20時から、夏場などは21時などが普通です。
夜出かける前に、彼らは、日本のように職場から直行ではなく、いったん家に帰ってシャワーを浴びて、日中の垢を落とします。
シャワーの後、お気に入りのフレグランスを身にまとい、夜仕様の服装に着替えて、メイクもかなり派手な感じででかけていきます。
特に大切にしているのがアイメイク、しっかりとアイラインを上にも下にもいれるのがイタリアンスタイル。服装にあわせて色も変えています。
メイクもブラもしない女性がいるドイツ
ユーロ圏でもあまりメイクに興味がないと思われているのがドイツです。実際、服装をはじめメイクにも関心のない女性はイタリアやフランスに比べて多いようです。短髪でブラジャーもしないので、男性か女性か判断がつかないこともあります。
彼らはTPOというより実用主義、メイクもよくみせるというよりは、肌が感想するからクリームを塗るといった感じで、美意識の観点からも大きく他のユーロ圏と違います。
基礎美容にあまり関心がない
日本ではメイク落とし、洗顔、化粧水、美容液、乳液など、さらには夜用そして朝用など、美容液での違いがあるほどです。しかし、これに準じているのは、日本独自の文化と言えるでしょう。
ユーロ圏では、こういったプロセスに従っている人は少ないようです。多くの人が、洗顔はメイク落としだけで十分、化粧水をとばして直接、乳液やクリームという人がほとんどです。
日本では大敵とされるシミですが、日焼けをマイナスとする日本とくらべて、ヨーロッパは日焼けを美徳としています。いかに黒々と日焼けしているのかを自慢する文化なので、SPF50のクリームを使うのは、子供や赤ちゃんとされています。
そのためシミなどはあまり大きな問題だとされていません。
まとめ
ヨーロッパでは日中はスッピンで働きやすい気軽な格好をしているのが普通(職種にもよる)、しかしながら、プライベートタイムには、服装と同じようにメイクもバッチリしてから出かける人が基本です。日本のように仕事スタイルのまま、夜出かけるという文化ではありません。
メイクに関しては、EU圏の女性は基本的に基礎化粧にはさほど関心はなく、それよりも見た目を重視しています。つまり、派手なくらいが良いとされ、まぶたの上が真っ青や真っ黒、アイラインはまるでエジプト人のようにぐるっと瞳を囲むスタイルが主流です。
また、洋服にあわせてネイルやメイクを変えるなど、日本人には真似できない、ヨーロッパらしい「生活を楽しむ」という文化がメイクにも表れています。
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