17Aug
オーガニッククレンジングは、お肌に優しいというイメージがありますが、“オーガニッククレンジング”であれば安心できるのでしょうか?一般のクレンジング剤に使用されている界面活性剤などの添加物は使用していませんが、それだけで安心することなく、成分を確認することが大切です。
オーガニッククレンジングは、厳選された材料を使用しているものが多いので、値段も高めになっています。またオーガニック製品の中では海外のものが人気のようです。オーガニックという名前につられることなく、質の良い本物を選ぶコツがありますので参考にしてみて下さいね。
肌に優しいオーガニックコスメが人気
オーガニック系のコスメは肌の健康と美を気にする女性から大変人気があり、中でもオーガニッククレンジングが多くの女性から支持を集めているのはもちろん「他のクレンジングよりもお肌に負担がかからず、安心して使えるから」です。
オーガニッククレンジングがお肌に負担をかけにくい理由は、こだわった環境で栽培された植物の成分やオイルをメインとしていること、そして一般的なクレンジングとは違い合成界面活性剤や防腐剤などの添加物が使われていないことです。
そういったお肌をいたわる配慮がなされたクレンジングなので、お肌の調子を崩さず様々なお肌のトラブル回避を期待できるのです。
美肌に関心のある幅広い年齢層の女性たちが注目するのも当然と言えるでしょう。
洗浄成分“界面活性剤”とは?
“界面活性剤”とは、簡単に言うと水と油をくっつける性質を持つ物質であり、水と油をつなぐ機能によってファンデーションなどのお化粧品を洗い流すことができるためクレンジングに配合されます。メイクオフするには欠かせない存在で完全にカットすることは難しいでしょう。
しかし厄介なことに、界面活性剤はメイクや酸化した皮脂などの油汚れだけではなくお肌に必要な油分を奪ってしまう可能性もあり、結果お肌に必要な油分が失われバリア機能が低下し乾燥肌や様々なトラブルを招く原因となってしまうこともあります。
クレンジング料はそんなリスクのあるアイテムであることを知り、選ぶ際には「どのような界面活性剤がどれほどの量使用されているのか」をチェックすることが大切です。
オーガニッククレンジングの界面活性剤は大丈夫?
オーガニッククレンジングの中には界面活性剤を含まないクレンジング剤もありますが“洗浄力が弱い”というデメリットもあります。
洗浄力が弱すぎるとお肌にメイク汚れが残ってしまう他、落とすためにこすったりして無用な刺激を与えることにもなりかねません。
メイクをきっちりと落とすには、やはり界面活性剤という存在が必要です。
デメリットがある界面活性剤について少し心配になってしまった方がいらっしゃるかもしれませんが、界面活性剤にも色々な種類があり私たちはその中からお肌にやさしいものを選ぶことができるのです。
実はヘチマや卵には水と油を混ぜ合わせる働きをする界面活性剤が含まれており、このように自然界にも天然の界面活性剤が存在します。
一般的によく使用されている“合成”界面活性剤とは違い、天然の界面活性剤はお肌への負担が格段に少なくなります。
天然の界面活性剤を用いたオーガニッククレンジングはメイクをスッキリ落とすことができる洗浄力を持ち、かつお肌に優しいという理想を実現することができるのです。
オーガニックだからと油断しないで!
敏感肌やお肌のケアに関心が高い女性の間で根強い人気を誇っているのが、オーガニック系のコスメです。
メイクを落とした後に肌の乾燥やダメージを感じることが多いため、特に洗う系のアイテムに気を遣うようになります。
参考⇒乾燥肌は体質改善で治る?【化粧水やクリームの選び方は】
オーガニッククレンジングとは、化学肥料などを使わず有機栽培された植物を原料として作られたクレンジング剤のことであり“オーガニック”と聞くとすごく安心できるようなイメージを持つ方が多いです。
でも“オーガニック”と表示されているからといって、すべての商品が高品質でお肌にも優しいというわけでは残念ながらありません。なぜならオーガニック系のコスメは日本で発売されるようになってからまだ日が浅く、明確な基準が決まっていないからです。
中には1種類のオーガニック素材を使用しただけでオーガニッククレンジングとして販売しているなど“オーガニック”という言葉を利用するだけして、オーガニックコスメと呼べるだけの質が伴っていない商品もあります。
質の良い本物を選ぶためのコツとは?
お肌のことを考えた本当に品質の良い商品に出会うためには、自分の目でしっかりチェックして判断し決して安易にキャッチコピーなどに飛びつかないように注意してください。
日本のオーガニックコスメには現在“オーガニック認証”などといった品質を保証するルールがありません。
オーガニックに関心の高いフランスやオーストラリアなどではオーガニックコスメの品質に一定基準を設けチェックする認定団体が存在し、海外の製品はオーガニック認証を取っているものも多いです。そういった認定団体が出しているマークもありますので、インターネットなどで検索してみるのも良いでしょう。
できればそのような客観的な評価を得たものの中から自分に合ったオーガニッククレンジングを選ぶのがベターです。
またオーガニックとうたっておきながら化学成分をたっぷり使用しているようなコスメブランドもあり、オーガニッククレンジングとしながらも合成界面活性剤を躊躇なく配合していますので、全成分をよく確認するようにしてください。
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海外製の人気が高い理由とは?
美肌効果も期待できる各種植物オイルを使用し、お肌に負担のかかる化学物質や添加物を排除したオーガニッククレンジングを愛用する女性が増えています。
昨今のオイルブームも相まって最近では国内メーカーもオーガニッククレンジングを売り出すようになりましたが、日本はまだまだオーガニックコスメの分野で遅れをとっているため質が高くコスパの良いオーガニッククレンジングが少ないというのが現状です。
正直なところオーガニックに対する歴史の長い海外メーカーの方がよりオーガニッククレンジングも豊富で質の良いものが多く、国内にはオーガニックコスメに対する一定基準が現段階では確立されていないため“本物の”オーガニッククレンジングを選ぶのが難しいという点もあります。
これらの理由から、国内産のオーガニックコスメよりも海外製のオーガニッククレンジングを好む方が多いのです。
使用期限をチェック!
無添加と聞くと安心して使えるイメージがありますが、保存料なども添加されていないため劣化に注意を払い使用期限を気にした方が良いという側面もあります。
開封前でしたら直射日光や高温多湿の環境を避けていただければ常温での保管も可能で、冷蔵庫に入れた方が良いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、冷やすと固形になるオイルもありますので、特別「冷蔵庫で保管してください」との記載がなければ常温でOKです。
オーガニックコスメは、化学的な保存料は使われていなくても天然の防腐剤としての役割を果たす成分を使うという工夫もされていることが多いです。
例えば特定のエッセンシャルオイルやビタミンBオイルなどは、酸化や腐敗を遅らせる効果を持ち、品質の劣化が異様に早いというわけではありません。
しかしながら一般のクレンジング料よりも、使用期限に気を配る必要があることは確かであり、ほとんどのオーガニッククレンジングの容器の底面や側面に使用期限が記されてありますので、見ておくようにしましょう。
使用期限が切れたからと言ってすぐに品質が低下するわけではありませんが、できるだけ使用期限内に使い切る方が無難ですし、風呂場に放置して温度が高い状況が続いたり、水が入ったりすると劣化のスピードが上がりますので気を付けてくださいね。
使用期限と保管方法に少しだけ注意して美肌を目指しましょう。
やっぱり高い?
オーガニックコスメは高いというイメージがあります。
クレンジングは毎日使うものなので、できるようできるだけ値段がお手頃なものを使いたいと思うものですが、毎日使うからこそお肌に負担を与えるものであれば、その分ダメージが蓄積していってしまいます。安かろう悪かろうではありませんが、ある程度の価格でなければ良いものが作れないということは事実です。
オーガニッククレンジングにおいても有機栽培などの環境で育てられてた植物を原料として作られていますし、上質な植物オイルやエッセンシャルオイルを使用するとなればやはりケミカルのクレンジングよりも高くつきますので、原料コストがかかるオーガニックコスメがそこそこの価格になるのは仕方ないと思われます。
中には“オーガニック”という事で高めの価格設定をするメーカーもありますが、あまりに高いと継続して使うことが難しくなりますので、そのような高い価格設定のメーカーを選ばないという選択をすることも可能です。オーガニックコスメのユーザーが増加しメーカー同士市場争いも激しくなってきていますので、リーズナブルな価格で品質の高いオーガニッククレンジングも探せばちゃんとあるのです。
コスメの全成分をしっかりとチェックすれば必ず良いものが見つかりますので、インターネットの口コミなども参考にしてコスパの高いオーガニッククレンジングを見つけてください。
スキンケアの基礎とも言えるクレンジング料を見直して、オーガニック商品をうまく活用し美肌作りを楽しんでいきましょう!
オーガニッククレンジングの安全性は?【海外製が人気のワケはコレ!】のまとめ
オーガニッククレンジングは、化学肥料などを使わず有機栽培された植物を原料として作られたクレンジング剤のことであり、一般のクレンジング剤と比べると、添加物など肌のトラブルを招くようなものは含まれていません。ただし、安全性は保証される商品ですが、保存料が添加されていませんので、開封後の保管には気を付けた方がいいなど、注意する点もあります。
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