8Oct
日本の美容室は一般的にサービスが細やかな印象がありますが、アメリカ美容室に対して興味を持っている方にとっては、サービスなどの点はいいのか知りたいと思うことでしょう。実際に2つの国を比較してみると、どういった点で違いが見られるのでしょうか。ホスピタリティなどに課する比較をしてみたいと思います。
細かいことを気にしない国民性
日本人は神経質と思えるほど細かなことを気にする方が多いのに対し、欧米人は細かいことをあまり気にしない国民性であるのが知られています。カットやシャンプーなど、日本の美容室と比べると大雑把である傾向にあります。仮に短めのカットと伝えた場合に日本の美容室ではどれぐらいの長さにするのか、あるいは仕上がりのイメージを把握したうえで施術を行っていくものの、アメリカの美容室ではおおよそで施術を開始する場合もあります。
シャンプーにしても泡が完全に落ち切っていないといったケースもないわけではありません。細かいことを気にしない国民性があるからこそ、予備知識がない状態でアメリカの美容室を利用すると、細かなサービスに不満を抱く結果になるかもしれません。しかしまったく悪気がなく対応しているのではなく、アメリカの美容室では当たり前となっていることを当たり前に行っているだけです。
特別な時間を過ごしてもらうのがテーマ
日本の美容室ではお客様に特別な時間を提供してリラックスしてもらうことをひとつのテーマとしています。自分へのご褒美として、美容室で過ごす時間を大切にしている方もいるでしょう。もちろんアメリカの美容室でも同様の精神を取り入れているところもあるものの、簡素なスタイルを形成している場合が多いです。
日本の美容室では髪の毛を丁寧に洗い、さらにシャンプー後の首に巻かれるホットタオルも当たり前となっているもので、カラーを行う場合にはスタッフが2人以上で対応することもないわけではありません。ただお客様の要望通りにヘアスタイルを形成するだけではなく、リラックスして日々の疲れを癒してもらいたいという気持ちが強いか弱いかの違いはあります。
基本的なサービス以外のことはしない
アメリカの美容室は日本の美容室よりも価格が安いことが多く、髪を切ったりカラーをしたりといった基本的なサービス以外のことはしないのが当たり前となっています。そのため、日本の美容室で当たり前となっていることをそのまま対応してもらえると考えるのは危険です。外国人が日本の美容室を利用した場合、多くの方がサービスが丁寧であると感じています。
日本の美容室にもアメリカの美容室にも良い点もあれば悪い点もあると考えておくのが重要です。日本の美容室のようにサービスはあまり充実しておらずとも、シンプルに料金が安い方がよいと考える方も少なくありません。どちらの方が良いか悪いかについてはそれぞれが判断することになります。もちろん事前にどういったコンセプトの美容室であるのかをしっかり把握しておきたいところです。高級感をコンセプトにしているのなら、室内がゴージャスであるとともに、お客様にリラックスしてもらうことも当たり前となっています。それぞれの美容室における常識というものをしっかり把握し、そして自分に適しているのかを判断していきましょう。
まとめ
日本人にとっては、日本の美容室の持つ細やかで丁寧な接客は当然のことと思うものです。そのためアメリカの一般的なお店に行ってみると、雑な印象を受けるかもしれません。ただ違いをあらかじめ知っておくことで、これがアメリカンスタイルなんだと冷静さを持って対応を受けられることでしょう。
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