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美の鉄人

拭き取り洗顔メインの国と流水洗顔を朝と夜行う日本の違いとは?

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「国によって洗顔の方法や1日の洗顔回数が異なるのはどうしてなの?」
「肌に優しい拭き取り洗顔の方法を教えて欲しい!」
この記事は、そのような方に向けて書いています。

皆さんは普段、どのような方法で洗顔をしていますか?
「朝と夜の2回、洗顔料と流水で顔の汚れを洗い流している」という方が多いのではないでしょうか?
実は、1日何回も水道水を使って顔を洗うのは“日本の文化”であり、海外では水をほとんど使わず、拭き取り洗顔をメインとしている国が多く存在します。
何故、国によって洗顔の回数や洗顔の方法が大きく異なるのでしょうか?
本日は、流水による洗顔中心の日本と拭き取り洗顔中心の国との違いと、拭き取り洗顔の手順についてまとめていきます。

世界各国の洗顔方法の違いと『水の硬度』との関係

結論から申し上げますと、国によって洗顔方法が異なる原因は『水道水の硬度の違い』にあります。
水の硬度(硬さ)は、水1Lに含まれるミネラルの量(単位:mg)で表し、硬度120mg未満の水を“軟水(なんすい)”、硬度120mg以上の水を“硬水(こうすい)”と呼びます。
水道水の硬度は国や地域によって差があり、硬度50〜60mgの日本、硬度300mgのミュンヘン(ドイツ)、硬度500mgのマジョルカ(スペイン)など、住んでいる地域によって水の性質には大きな違いがあります。

それでは、なぜ“軟水”か“硬水”かで、その国や地域の洗顔方法まで変わってしまうのでしょうか?
それは、硬水に『肌を乾燥させる』という性質があるからです。
日本の水道水は肌に優しい軟水なので、朝と夜2回顔を洗っても肌に悪い影響はありませんが、ドイツやスペインなどの硬水の国で何回も流水で洗顔を行うと、逆に肌にダメージを与えてしまうことになるのです。

流水を使わない硬水の国では『拭き取り洗顔』がメイン?

ヨーロッパなど水道水の硬度が高い地域では、石鹸や流水による洗顔ではなく、クレンジング剤や化粧水などを使った“拭き取り洗顔”が主流です。
流水による洗顔は、汚れだけではなく肌に必要な水分や油分まで取り除いてしまい、洗顔後の保湿ケアを怠ってしまうと、逆に肌にダメージを与えてしまう恐れがあります。
ですが、拭き取り洗顔は肌に必要な水分を残しつつ、汚れもしっかり拭き取ることが可能です。
ヨーロッパは硬水の地域が多いだけではなく、空気が乾燥しがち気候でもあるので、そのような肌に悪い環境が、このような“拭き取り洗顔”を定着させたのだと考えられます。

拭き取り洗顔の方法と適切なやり方について

拭き取り洗顔は、肌へのダメージを最小限に抑えつつ、短時間で汚れを拭き取ることができる画期的な洗顔方法です。
肌に優しいオススメの拭き取り洗顔の手順は以下の通りです。

拭き取り洗顔に必要な物

◯コットン3枚
◯ポイントメイクアップリムーバー(主に目元のメイク、汚れ落とし)
◯クレンジングウォーター(顔全体のメイク、汚れ落とし)
◯トーニングローション

拭き取り洗顔のやり方(手順)

1、ポイントメイクアップリムーバーをコットンに適量染込ませ、閉じたまぶたの周囲を優しく拭き取る。
2、クレンジングウォーターを新しいコットンにたっぷり染込ませ、目元の拭き残しを含めて顔全体を優しく拭き取る。
3、トーニングローションを新しいコットンに適量染込ませ、顔全体の取り残した汚れを優しく拭き取りつつ、顔全体を保湿していく。

まとめ

・水には軟水と硬水があり、軟水は肌に優しく、硬水は肌を乾燥させる。
・日本など軟水の地域では流水による洗顔、ヨーロッパなど硬水の地域では拭き取り洗顔が主流。
・拭き取り洗顔は、流水による洗顔と比較して肌が乾燥しにくく、手順も簡単である。

いかがでしたでしょうか?
拭き取り洗顔は、ヨーロッパなど硬水の地域に限られた洗顔方法ではなく、日本で行っても全く問題ありません。
今後のより良いスキンケアを考えていく上で、この記事が参考になれば幸いです。

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