7Oct
「1日に1回の洗顔と、2回の洗顔、どちらがお肌に良いの?」
「国ごとの洗顔の違いや、お肌に優しい洗顔方法があれば教えて欲しい!」
この記事は、そのような方に向けて書いています。
皆さんは、1日に何回顔を洗いますか?
日本人の多くの方は、起床後と入浴中の計2回、1日に顔を洗っていると言われています。
ですが、世界各国では洗顔を1日1回しか行わず、2回以上顔を洗うことはお肌に悪いと考えている国もあります。
実際のところ、洗顔は1日何回、どのように行うのがお肌に良いのでしょうか?
本日は、世界の洗顔と日本の洗顔を比較しながら、その答えを見つけていこうと思います。
洗顔の回数が国によって異なる原因は「水の硬さ」!?
日本では1日2回の洗顔が一般的ですが、フランスやドイツなどヨーロッパの国々では洗顔は1日に1回、更にはや洗顔料を使わずに水で軽く洗うだけということが当たり前だと言われています。
この洗顔回数の違いは、日本と比較してヨーロッパのスキンケア意識が低いから生まれたものではありません。
国によって洗顔の回数が異なる理由は、水道水の硬さが国や地域によって違うからです。
水には硬さ(硬度)があり、水1Lに含まれるミネラルの量(単位:mg)で表します。
WHOの基準によると、硬度120mg未満を『軟水(なんすい)』、硬度120mg以上を『硬水(こうすい)』と呼びます。
軟水の特徴
◯無味無臭
◯肌に優しい
◯口当たりが良く、飲みやすい
◯胃腸への負担が少なく、子供でも安心
◯ミネラルは補給できない
硬水の特徴
◯独特の苦味と風味がある
◯肌が乾燥し、ゴワゴワする
◯口当たりが重く、苦味や塩味を感じる
◯便秘解消の効果があるが、飲み過ぎるとお腹を壊す
◯血液をサラサラにし、動脈硬化予防になる
日本の水道水は硬度約60mgの軟水であるのに対して、ヨーロッパの水道水はほとんどの地域が硬度200〜300mgの硬水です。
肌に優しい日本の軟水と肌にダメージを与えるヨーロッパの硬水、この水の硬度の違いによって、国毎に洗顔回数の違いが生じてしまうのです。
日本における最もお肌に良い洗顔回数とやり方
専門家の意見によると、日本での洗顔は“朝と晩2回”行うことが最も肌に良いとされています。
ですが、ただ2回顔を洗えば良いのではなく、朝は軽めに洗って夜は念入りに洗うという風に強弱をつけて洗うことで、汚れは落としても肌に必要な油分まで落とさないようにします。
顔を洗う際は、手のひらで直接顔をこすりつけず、手のひらにたくさんの泡をのせて、ゆっくり円を描く様に優しく洗うようにしましょう。
また、必要に応じて洗顔ブラシを使ったり、柔らかいガーゼやハンカチで顔を優しく拭ったりすることで、より効果的に汚れを落とすことができます。
最後はぬるま湯で顔を洗い、水分を拭き取りすぎないようにし、保温と保湿を心がけましょう。
洗顔を行う際の注意点について
手のひらの皮膚は厚く、耳たぶの皮膚は薄いように、人間の皮膚は場所によって厚さや構造に違いがあります。
体を洗う石鹸やボディーソープで顔も一緒に洗っている方もいらっしゃるでしょうが、顔の皮膚は薄くてデリケートですので体用の石鹸などで顔を洗わないようにしましょう。
また洗顔を行なった後は、必ず保湿を行うことをオススメいたします。
せっかく洗顔で顔の汚れを綺麗に落としても、保湿を怠ってしまえば肌が乾燥して荒れてしまったり、かゆみが出てしまう恐れがあります。
洗顔後は顔に潤いを残した状態でできるだけ早く化粧水や乳液を使って、肌の潤いをキープする様にしましょう。
まとめ
・日本の水道水は肌に優しい軟水であり、ヨーロッパの諸国は肌に良くない硬水である。
・水道水が軟水の国は洗顔の回数が多く、硬水の国は洗顔の回数が少ない傾向にある。
・日本では、洗顔を朝は軽めに夜は念入りに計2回行い、たくさんの泡で優しく洗うことが良いとされている。
・体用の石鹸などで顔を洗ってはいけない。
・洗顔の後は顔の水分を拭き取りすぎず、保湿剤を使って肌の潤いを保つ。
いかがでしたでしょうか?
洗顔はやり方を間違えたりその後のケアを怠ってしまうと、せっかく顔を洗ったのに肌にダメージが加わってしまう恐れがあります。
今後のスキンケアを考えていく上で、この記事が参考になれば幸いです。
また、海外に旅行などで行かれる際は、現地の水道水の硬度などをあらかじめ調べてみて下さい。
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