14May
最近、CMで目にすることが多くなった”肝斑”。常に美しくありたいという女性にとって、顔にできる肝斑は美容の大敵以外の何物でもありません。できれば肝斑にならずに過ごしたいところですが、肝斑に悩まされる女性は思いのほか多くいるのです。
肝斑ができる理由にホルモンバランスの乱れが挙げられます。ホルモンのバランスが一度崩れると、それを元に戻すのは並大抵のことではありません。肝斑の原因が改善しにくいホルモンバランスの乱れにあることから、肝斑自体も改善するのがたいへんむずかしい、と言えてしまうのです。この厄介な肝斑を予防し、そして現れてしまった後の対処法にはどのようなものなのでしょう?
肝斑とは
肝斑とは左右の頬に現れる薄茶色のシミのことで、肝臓の形に似ていることから”肝斑”と言われるようになりました。主に頬骨の辺りに左右対称に現れ、輪郭がはっきりせずにもやっと広がるという特徴があります。
その漢字のイメージから肝臓の不調が原因にあると思われる方もいるかもしれませんが、肝斑と肝機能には直接の関係はないようです。
肝斑ができる原因
ホルモンバランスの乱れ
肝斑は妊娠や経口避妊薬の服用と言ったことがきっかけとなって現れることが多いので、女性ホルモンのバランスが乱れることが大きな原因であるのは間違いないでしょう。
また、ホルモンバランスが乱れる原因は妊娠だけではありません。女性はデリケートなので、ちょっとしたストレスでもホルモンバランスが乱れてしまうということが良くあります。
こういった理由で肝斑が現れてしまうのです。
外部からの刺激
また、肌を過度に刺激することで肝斑が現れてしまうこともあります。美顔つくりのために顔のマッサージをされている方も多いかとは思います。
美顔のための行為も行き過ぎると肝斑の原因になってしまうということは意識しておいた方がよさそうです。
ホルモンバランスの乱れという内的要因に肌への刺激という外的要因の2つがあることが、肝斑は治りにくいという大きな理由にあるのかもしれません。
肝斑を防ぐためには?
ホルモンバランスを崩さない
ホルモンバランスの乱れが肝斑が現れる1つの大きな原因に挙げられることから、ホルモンバランスの乱れを招く生活習慣に陥らないようにするのが何よりも大切です。
ストレスはもちろん、ダイエットなどで身体に大きな負担をかけてしまう行動も、ホルモンバランスを乱してしまう原因になりかねないので、気を付けなければなりません。
具体的には
- リラックスできる習慣を取り入れる
- 質の良い睡眠を確保する
- 喫煙や過度の飲酒と言った、肌荒れの原因となる生活習慣を改める
といったポイントに気を付けて日々過ごしていくようにしましょう。
また、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに類似した効果が期待できる大豆イソフラボンを意識的に摂取できる、バランスの取れた食事を心がけるのも忘れてはいけません。
特にダイエット中であれば食事の量も少なくなってしまい、摂るべき栄養素が充分に摂取できなくなる危険性があるので要注意です。
身体に負担をかけるようなことはしない、この点に注意して日々の生活を送っていきましょう!
肌への刺激を最小限に
また、肌への過度な刺激も肝斑ができる原因になるので、
- クレンジングは極力こすらないように
- 洗顔は指が肌に触れないように泡でふんわりと
- タオルは顔に柔らかく押し付けるように
など、肌への刺激を極力避けるように心がけるようにしていきましょう。一度身についた習慣を直すのはなかなか大変なことではありますが、それは”美の追求”のためであるのは間違いありません。
より良い明日のために、少しずつでも変えていきましょう!
肝斑が出来てしまったら?
予防法が何よりも大切!
女性はデリケートなので、少しのことがきっかけでホルモンバランスが乱れてしまうということはよくあります。まずは肝斑の原因の1つとされるホルモンバランスの乱れを改善することに力を注ぎましょう。
また、肌への過度な刺激も肝斑の原因となるので、過度な刺激は避けるようにスキンケアをしていきましょう。
やるべきことは「肝斑を防ぐためには?」とほぼ同じです。肝斑のできる原因となるようなことを避けるのが根本的な対処法と言えるのです。
コンシーラーを上手に使う
手っ取り早く肝斑を目立たなくする方法として”化粧”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ここで欠かせないのがコンシーラーです。コンシーラーとはファンデーションではカバーできない、気になる肌の色ムラを隠してくれる化粧品です。
ファンデーションでカバーできないような場合は、このコンシーラーを上手に使うのが肝斑を目立たなくするのに効果です。
内服薬を使う
対処療法として化粧は一番の方法ですが、あくまでも目立たなくするるだけで、根本的な解決にはなりません。
根本から改善していくにはお薬の服用が効果的です。肝斑への効果が認められている成分に「トラネキサム酸」があります。
ドラッグストアでもトラネキサム酸を配合した、肝斑への効果を謳った医薬品が市販されているので、そういった薬の力を借りるのも対策として有効です。
参考URL
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/transino-2/
皮膚科での治療
皮膚科での治療も1つの方法として取り上げることができます。
基本的にトラネキサム酸が配合された内服薬が処方されますが、そのシミが肝斑であるのかどうかを的確に診断してくれるところが、他の方法にはないメリットと言えます。
また病院や薬局で処方される薬は市販薬よりも成分量が多い、という特徴があるので、市販薬よりも肝斑の慶全効果がより期待できるのも嬉しいポイントではないでしょうか?
まとめ
ホルモンバランスの乱れと無縁の女性は圧倒的に少数派ではないでしょうか?ということは、この肝斑は女性であればだれにでも現れる可能性がある、と言えるかもしれません。肝斑などシミと言われるものは、美を損なうばかりか、実年齢以上に老けてみえる原因に他なりません。ならないように生活習慣を見直すのはもちろん、なった後の対処法も参考に肝斑対策に取り組んでみましょう。
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